私が住むスイスでも、7月31日から8月1日にかけて各地で30度を超えた。
7月31日、ジュネーブでは、36度ぐらいまで上がった。
8月3日現在、雨が降り気温は20度以下だが、晴れの日が続けば30度以上になる。
熱波が襲った2003年の夏、パリで溶けそうになったのを思い出す。2003年夏の熱波によるヨーロッパの超過死亡は、2万人以上と言われる。
本記事では、次の順に、写真とともに「7月31日、36度を記録したジュネーブの街のレポート」と「ヨーロッパでできる熱中症対策」をご紹介する。
・2020年7月31日、ジュネーブ では36度を記録した !?
・ヨーロッパで出来る4つの熱中症対策とは?
2020年7月31日、ジュネーブ では36度を記録した !?
使用の画像 : RiyoBlog
7月31日金曜日、用がありジュネーブ市内を歩き回った。もう汗ダラダラ。
2020年のヨーロッパの猛暑は、「サハラ砂漠から熱風がヨーロッパに来ているからだ」と言われている。
しかし、「人為起源による気候変動が要因の半分である」と言う見方もある。
日本だけでなくヨーロッパでも問題になっている猛暑。その現状や被害について紹介します。…
いずれにせよ、7月31日金曜日は暑かった。
次の順に、画像とともに、ジュネーブの1日の気温の変化・街の様子をお伝えする。
・7月31日金曜日、猛暑のジュネーブの「1日の気温の変化」
・36度のジュネーブ、人々の服装は?
・ジュネーブ市内でできる「カンタンな涼み方」
・「納涼」のつもりで、水上バス(mouette)でジュネーブの街を横切ってみたけど、暑い !
7月31日金曜日、猛暑のジュネーブの「1日の気温の変化」
使用の画像 : RiyoBlog
朝、コーヒーを飲んだ後、天気をチェック。10時18分、気温は28度。
暑くなりそうなので、掃除をサッとして空気を入れ替え、シャッターを下ろす。
日本に住まわれている方はビックリされるかも知れないが、私のアパートはクーラーなしだ。
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ジュネーブ市内で用事があるので、家を出発。14時28分、34度。
直射日光が暑い。中心街にはバスで。乗り物の中では、7月6日からマスク着用が義務。暑いが、大半の乗客はマスクを着用している。
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。スイスのお隣フランスでは、8月1日から小売店の店舗などを含む屋内の公共の場でのマスク着用が義務に。スイスでは?(その後フランスは、8月1日からのマ[…]
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ジュネーブ中心街の温度管理された屋内から外に出ると、暑い。16時13分、36度。
人混みに出るのがイヤなので、レマン湖(Lac Léman)を渡るのに水上バスを利用する事にし、水上バスの停留所までテクテク歩く。冷たい飲み物をスーパーで購入し、暑さに備える。 しかし、炎天下は暑い。
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涼しい屋内で買い物などすませ、コルナバン駅(Gare Cornavin)に向かう。18時1分、36度。
暑いがバスに乗るので、マスクは着用。
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帰宅し、買って来た物などを拭いて片付ける。19時8分、36度。
室内で風がない状態で、動き回ると、汗が噴き出る。
スッキリ涼しくなるには、シャワー。少し冷たいシャワーが気持ちいい。
とは言え、ハンドルをひねって水にしてしまうと、ジュネーブの水道水は真夏でもかなり冷たいので、ブルブルっとしてしまう。
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夕食の準備をし始める。20時10分、34度。
7月後半~8月の初めの晴れの日のジュネーブでは、20時ごろ、ようやく気温が下がってくる。
日が暮れる21時以降は、シャッターを上げ、窓を全開にして、空気を入れ替える。問題は、室内が明るいと虫が入ってきてしまう事。
次に、36度のジュネーブの人々の服装をご紹介。
36度のジュネーブ 、人々の服装は?
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ご紹介の写真は、水上バスの運転士さん。半ズボン・半袖にスリッポンタイプの革靴。靴下は履いてないのか、靴の外に見えないタイプのを履いているのか。
しかし、目はゴーグルのような黒いサングラス、鼻と口はマスクでシッカリ覆っている。
水上バスを待つ間、暑いので「鼻だしマスク」だった私は、乗船の時もウッカリ忘れて鼻だしのまま。運転士さんに鼻を覆うよう注意された。
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ご紹介の写真は、モンブラン橋(Pont du Mont-blanc)。橋を渡る人の服装は、若者はTシャツやキャミに半ズボンなど思い思いの格好だが、スーツ姿の男性もいる。
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そして、虹色のカツラをかぶった道化師の衣装の男性。横断歩道の手前で、ハート型にした風船を女性に手渡そうとしている所だ。
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若者は、Tシャツ・半ズボンに歩きやすいスニーカーが多い。
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ジュネーブの「お金持ち通り」、ローヌ通り(Rue du Rhône)では、素敵なドレスにサンダルのマダムを見かけた。
写真には撮らなかったが、炎天下にいると言うのに、チョット寒い季節に着るような服装の男性も見かけた。しかも全く暑そうな顔をしていない。
私は、白いTシャツにジーパンで大汗。
ジュネーブは、様々な出身の人がいて、人それぞれ体感温度も違うのだろう。
ジュネーブの街には、様々な服装の人がいる。
次に「ジュネーブ市内でできるカンタンな涼み方」をご紹介。
ジュネーブ市内でできる「カンタンな涼み方」
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日本食材店 Uchitomi に立ち寄った。
「スイスの食べ物は飽きた ! 」「日本食が恋しい ! 」そんな時、みなさんはどうしますか?本記事は、次のような方向け。・ジュネーブ・ローザンヌで日本食材店を探している方・スイスの日本食材店・日常生活に興味のあ[…]
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ご紹介の写真は、冷房を効かせるために閉めてある Uchitomi の入り口のドア。
マスクをしないと店内に入れない。Uchitomi の店員さんは、ジュネーブ州が店内でのマスクを義務にする前からマスクをしていた。
この記事は、在ジュネーブ領事事務所からいただいた情報とジュネーブ州政府のサイトを元に作成。7月27日、在ジュネーブ領事事務所から次のお知らせを受けた。ジュネーブ州では、7月28日午前8時から、商業施設におけるマスクの着用が義務化[…]
前回立ち寄った時はお店のドアは開いていたが、7月31日は暑いので温度管理のために閉めてあったのだろう。
中に入ると、涼しい !
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今回目をひかれたのは、涼しげなブルーの食器。
Uchitomi には食品だけでなく、和食にあう食器も販売されている。綺麗なブルーの食器を眺めていると、涼しく感じる。
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ブルーの食器は、小皿だけでなく、丼やラーメンに丁度いいサイズの物もある。
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様々なタイプの和食器がある。スイスに和食器を持って来られなかった方や、日本が好きな方へのプレゼントにもいい。
日本食材店 Uchitomi で買い物をした後、レマン湖(Lac Léman)を渡るため、水上バス(mouette)に乗った。
「納涼」のつもりで、水上バス(mouette)でジュネーブの街を横切ってみたけど、暑い !
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ご紹介の写真は、水上バス(mouette)の停留所。ここで数分待っている間、暑くてたまらなかった。日陰に入らないと、暑過ぎる。
ローヌ通り(Rue du Rhône)から停留所に行き着くまでの道のりは、ほんの数分だが、直射日光が照りつける。
地図の中の赤い「Embarcadère du Molard」と言うのが、今回の水上バスの停留所。
「Molard」からモンブラン橋(Pont du Mont-blanc)をくぐり、「Genève Pâquis」という向こう岸の停留所まで。
所要時間は、10分ほどだ。
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ご紹介の写真は、ローヌ通り(Rue du Rhône)を出て、最寄りの水上バスの停留所、「Molard」に向かって歩いている所。観覧車が見える。
水上バスは、黄色と赤の小さい船だ。
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水上バスの停留所の近くでは、水鳥にエサをやっている人がいた。
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ご紹介の写真は、水上バスからの眺め。ジュネーブのシンボルの大噴水(Jet d’Eau)が見える。
窓が開いていて、風が気持ちいい。
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ご紹介の写真は、水上バスで「Genève Pâquis」という停留所に着いて降りた所。
水上バスには、観光客も来るのを見越してか、「マスク着用の義務」がバス・トラムに比べて厳重な気がした。
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こんな形の水上バスもある。
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空の色が美しいので、観光客になったつもりで写真を撮った。
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コロナ禍とは言え、スイスに入国できる国は結構ある。観光バスの中に数人乗客が見えた。
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次に「ヨーロッパでできる熱中症対策」をご紹介する。
ヨーロッパでできる4つの熱中症対策とは?
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次の順に「ヨーロッパでできる熱中症対策」をご紹介する。
・住宅の場合、暑い日中はシャッターを閉める !?
・冷たいシャワーを浴びるか水風呂に入る !?
・クーラーや扇風機は?
・屋外では、冷たい飲み物を確保し、日陰・冷房の効いた屋内に入る !?
住宅の場合、暑い日中はシャッターを閉める !?
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集合住宅(アパート・マンション)の場合 :
一軒家の場合 :
しかし寝室が上階にある事が多く、日が照りつける屋根から部屋が熱くなってしまう事がしばしば。
地上階か地下なら涼しい。日陰になっているテラスや庭も涼しい。
もちろん古い建築を改築していなかったり、地域による違いがあり、ヨーロッパの全ての住宅が、高い「気密性」を持っているわけではない。
しかし、都市部の大抵の集合住宅は次の通りだ。
・「断熱材」が分厚く入っている。
・窓が2重か3重構造になっている。
冷たいシャワーを浴びるか水風呂に入る !?
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深夜と早朝に涼しい空気を室内に入れて、日が照りつける前にシャッターを下ろしても、暑い時がある。
2003年の夏、ヨーロッパに熱波が襲った時、私はパリに住んでいた。冷たい飲み物を飲んでも、全く涼しくならず、部屋の中の全ての物が熱を持っていた。暑すぎて、お腹も空かなかった。
「コレは、ヤバい」と思い、バスタブに水を入れて飛び込んだら、お腹も空いてきて、身体の機能が正常化するのを実感したのを思い出す。
クーラーや扇風機は?
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クーラーは、ちゃんとメンテナンスしないと、カビを吸うことにもなる。フィルターの掃除・メンテナンスができない場合は、使わない方がいい。
私はモノグサなので、クーラーは置いていない。
扇風機は、天井に取り付けられるタイプの「シーリングファン」がオススメだ。小さい子供やペットがいる家庭でも安心して使えるし、風が当たりすぎて冷える事もない。しかも、場所をとらない。
使用の画像 : Pexels
しかし、掃除が面倒なのと、値段が高めと言うデメリットがある。
夜になれば気温が下がり、雨が降れば気温がグンと下がる地域の住宅には、クーラーと扇風機はなくても暑さをしのげる。
屋外では、冷たい飲み物を確保し、日陰・冷房の効いた屋内に入る !?
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冷たい飲み物を確保し、日陰に入れば、涼めるのは言わずもがな。
ジュネーブでは、冷房を完備していない住宅はあるが、商店・お店は冷房を効かせている所が多い。
私は涼むだけにお店に入る事はしないが、冷房の効いた店内ではショッピング・買い物を存分に楽しむ事にしている。
まとめ
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本記事では、下記の順に、「7月31日、36度を記録したジュネーブの街のレポート」と「ヨーロッパでできる熱中症対策」をご紹介した。
・2020年7月31日、ジュネーブでは36度を記録した !?
・ヨーロッパで出来る4つの熱中症対策とは?
暑い時は、シッカリ水分・ビタミン・ミネラルをとり、体温が上がりすぎないように気をつけ、ムリをしない方がいい。
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。ポイントは、次の通りだ。7月半ば〜後半現在は、夏休みを楽しみつつも感染しないように「かなり注意が必要な時期」だ。[sitecard[…]
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