「スイス入国後に「自己隔離が必要な国」の6回目の改訂」をご紹介した記事で、次のように書いた。
9月26日の時点で、スイスの隣国フランスは、1日当たりの新規感染者14412人を記録。
そして、フランス、2週間後の10月10日、26896人を記録。
COVID FRANCE. Nombre de cas, nombre de malades hospitalisés …
ところで、スイスの10月の感染状況も、かなりヤバイのか?
スイスは、新たな措置をとっているのか?
今回の7回目の改定は、10月12日から実施。
「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」と6回の改訂の詳細は、次の記事から知ることができる。
9月後半、スイスの隣国フランスでは、1日当たりの新規感染者が、13000人超えの日が続く。9月26日の時点で、フランスは14412人を記録。そして、フランスでは、1000以上のクラスター感染が確認されている。クラスタ[…]
スイスが指定する感染リスクの高い「特定の国・地域」からは、スイス入国後に「自己隔離」が必要だ。決まりを守らないと、最高10000フラン(約100万円相当)の罰金が待っている。しかし、スイスにも感染が拡大している地域があり、「レッドゾ[…]
スイスが指定する感染リスクの高い「特定の国・地域」は、よく変更されるので、スイスに渡航を考えている場合は注意が必要だ。「危険ゾーン」からスイスに入国できても、「自己隔離」が義務付けられていて、決まりを守らないと、最高10000フラン[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。スイスが指定する感染リスクの高い「特定の国・地域」から入国すると、「検疫措置」が義務になる。「検疫措置」とは、スイス入国後すぐ自宅または宿[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。スイスに入国はできるけれど、「検疫措置」が義務になる場合がある。「検疫措置」とは、10日間の自己隔離だ。スイスが指定する感染リスクの高[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。8月8日から新たに適用された『特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置』の内容は、次の記事をご覧いただきたい。[sitecard subtit[…]
最初の「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」は、7月6日から導入された。
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。スイスへの入国者に対する検疫措置は、世界中の新型コロナウイルスの感染状況によって変わる。日本からスイスへの入国は、7月20日から通常モードで90日[…]
本記事では、次の順序で、「特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置」と「スイス国内の感染状況」について、ポイントをご紹介・解説する。
・10月12日から実施の「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」の対象国・地域のリストの6回目の改訂内容
・2020年10月9日、スイスの感染者数は第1波のピーク時並み !?
・スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。
10月12日から実施の「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」の対象国・地域のリストの7回目の改訂内容
10月9日、スイス連邦内務省保健庁は、「特定の国・地域からスイスへ入国する者に対する検疫措置」について、「対象となる国・地域のリストと検疫措置の内容」の7回目の改訂をした。
「特定の国・地域からスイスへ入国する者に対する検疫措置」とは、「10日間の自己隔離」だ。
新型コロナウイルス感染症対策として、7月6日から実施している。
2020年10月12日から適用される「特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置」の内容は次の通りだ。
1. 適用日時(改訂)
使用の画像 : Pexels
2. 対象者 : 自己隔離が義務じゃない人は?
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スイスへ入国する過去10日間(※従来は14日間)以内に感染リスクが増大している国・地域(以下5 を参照)に24時間以上滞在した者
(トランジットのため24時間未満の滞在にとどまる者は対象外)
「10日間の自己隔離」の義務が対象じゃない人は、次の通りだ。
・国境を越えて通勤する者。
・以下に該当する者。
(1)感染防止措置が講じられた国外イベントなどの場合
・文化的イベントへの参加から帰国したクリエイティブアーティスト
・競技会の参加から帰国したアスリート
・専門的会議の参加から帰国した者
(2)専門的または医学的理由で渡航しなければならず、延期できない場合
5日間を超えて国外に留まることはできず、また、感染防止措置を講じる必要がある。
経済的・社会的活動で移動する人、医学的理由でスイスに来る人は、「10日間の自己隔離」が義務ではないと言うことだ。
3. 実施内容 : スイス入国後の自己隔離は何日間?
使用の画像 : Pexels
4. 報告義務
5. (スイスが指定する)感染リスクの高い国・地域など(改訂)
使用の画像 : Pexels
欧州疾病予防管理センターのデータに基づいている。
ただし、スイスと国境を接し、経済的、社会的・文化的な繋がりが強い地域は、基準値を超えた場合でも当該リストから除外される場合がある。
具体的な国・地域などは次のとおりだ。
(1)スイス隣接国地域等
【ドイツ】(追加)
・ベルリン州
・ハンブルク州
【フランス】
(地域圏)
・ブルターニュ
・サントル=ヴァル・ド・ロワール
・コルス(コルシカ島全域)
・オー=ド=フランス
・イル=ド=フランス
・ノルマンディー
・ヌーヴェル=アキテーヌ
・オクシタニー
・ペイ・ド・ラ・ロワール
・プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール
(海外領土)
・グアドループ
・仏領ギアナ
・レユニオン
・マルティニーク
・マイヨット
・仏領ポリネシア
・サン・バルテルミー島
・サン・マルタン島(セント・マーチン島北部、仏領)
【イタリア】
・カンパーニャ州(追加)
・リグーリア州
・サルディーニャ州(追加)
・ヴェネト州(追加)
【オーストリア】
・ブルゲンラント州(追加)
・ニーダーエスターライヒ州
・オーバーエスターライヒ州
・ザルツブルク州(追加)
・ウィーン州
(2)スイスに隣接していない国地域(※海外領土など、当該国全領域を含む)
・アルバニア
・アンドラ
・アルゼンチン
・アルメニア
・バハマ
・バーレーン
・ベルギー
・ベリーズ
・パレスチナ
・ボスニア・ヘルツェゴビナ
・ブラジル
・カーボベルデ
・チリ
・コスタリカ
・デンマーク
・エクアドル
・ジョージア(追加)
・ガイアナ
・ホンジュラス
・インド
・イラク
・イラン(追加)
・アイルランド
・アイスランド
・イスラエル
・ジャマイカ
・ヨルダン(追加)
・カナダ(追加)
・カタール
・コロンビア
・クロアチア
・クウェート
・レバノン
・リビア
・ルクセンブルク
・モルディブ
・マルタ
・モロッコ
・モルドバ
・モナコ
・モンテネグロ
・ネパール
・オランダ
・北マケドニア
・オマーン
・パナマ
・パラグアイ
・ペルー
・ポルトガル
・ルーマニア
・ロシア(追加)
・スロバキア(追加)
・スロベニア
・スペイン
・チェコ
・チュニジア(追加)
・ウクライナ
・ハンガリー
・アラブ首長国連邦
・英国
・米国
※ドイツ語でのリスト順に記載
6. 今回の改訂でリストから除外された国
・ボリビア
・ドミニカ共和国
・ナミビア
・スリナム
・トリニダード・トバゴ
7. 注意事項
陰性証明を有していても、本件検疫措置(自己隔離)の義務は免除されないとのことだ。
また、検疫措置(自己隔離)の義務を遵守しない者に対しては、重大な違反の場合は最高10000フラン、過失の場合は最高5000フランの罰金を各州が科す場合があるのでご注意いただきたい。
次に、2020年9月のスイス国内の感染状況についてお伝えする。
2020年10月9日、スイスの感染者数は第1波のピーク時並み !?
使用の画像 : Pexels
スイスも感染者数が爆増している。
10月9日の1日当たりの新規感染者数は、第1波のピーク時、3月23日頃と同じくらいだ。
#スイス #COVID19 10月9日
・累計感染者数:60,230人 (前日比 + 1,485)
・累計死亡者数:1,793人(前日比 + 3)
・直近7日間の感染者数(本日を除く): 8,305人(97.2))
・PCRテスト 1,470,894件(前日比 + 15,229) 陽性率4.8%急増。第1波のピーク時と同じくらい。https://t.co/L2ySfVfpIg
— Riyo🤲🏻国際都市ジュネーブから🌍 (@KojimaRiyo) October 9, 2020
第1波のピーク時、3月23日頃は、1日の新規感染者数1456人。
第2波の10月9日は、1485人。
9月末から10日間ぐらいで、かなり状況が変わってきている。
ご紹介記事で、10月1日の時点のジュネーブ州とヴォー州を中心にお伝えしている。
8月17日、ジュネーブ州政府は、「新型コロナウイルス感染症の対策」の追加的な措置や、これまでの措置の延長などを決定している。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://riyoblog.com/august-[…]
ご紹介のグラフを見ると、10月以降、指数関数的に感染者が報告されているのがわかる。
スイスの隣接する国、フランス、ドイツ、イタリアでも、状況は似ている。
2020年10月8日、在ジュネーブ領事事務所から次のお知らせが来た。スイス・ティチーノ州政府は、10月9日から「新型コロナウイルス感染症の対策措置」を強化する。数日前に「イタリアは感染の第2波を抑え込んでいる」と書いたのだが、イ[…]
とは言え、10月10日土曜日のジュネーブのショッピングセンター内は、人でいっぱいだった。もちろん、室内でマスクは義務で、みんなマスクをしている。
#ジュネーブ
第1波のピーク時と同じくらい感染者が報告されているが、
土曜の午後はショッピングする人でいっぱいのジュネーブ。
建物内でみんなマスクしているが… pic.twitter.com/rvFwI4Xrdv— Riyo🤲🏻国際都市ジュネーブから🌍 (@KojimaRiyo) October 10, 2020
飲食コーナーも人がいっぱいなのには、チョット驚いた。
#ジュネーブ
土曜のショッピングセンター。
ただ今、スイスの感染者数は、第1波と同じくらいですが、人はいっぱい。 pic.twitter.com/w2mUGxlhl6— Riyo🤲🏻国際都市ジュネーブから🌍 (@KojimaRiyo) October 10, 2020
スイスの第1波のピーク時、3月23日頃は、ロックダウンで、一部のお店を除き、飲食店やお店は閉まっていたのだが…
スイスの第1波の時のロックダウン(都市封鎖)は、次の記事でまとめてご紹介している。
2020年3月16日に、スイス連邦政府は「感染症法に基づく非常事態宣言」を発表したが、記者会見では「遅すぎる決定じゃなかったのか?」と言う質問が出た。2月の終わりに、スイスでも「新型コロナウイルス」の感染が報告され始め、日本語の授業[…]
買い物の前にエスプレッソを飲みたくても、混んでいる飲食コーナーに飛び込む勇気はなく、そこまで混んでいないカフェに入って一服。
使用の画像 : RiyoBlog
人が少な目のカフェは、お値段が高め。
#ジュネーブ
ショッピングセンター内の人が比較的少ないカフェでエスプレッソ。
4.2フランなり😅 pic.twitter.com/Dr1r8DggvS— Riyo🤲🏻国際都市ジュネーブから🌍 (@KojimaRiyo) October 10, 2020
第1波のピーク時、3月23日頃と同じくらい感染者が報告され、指数関数的に感染者が増えているのにも関わらず、知り合いの保健局関連でお仕事されている方は、どちらかと言うと楽観視しているように見える。
土日に、ジュネーブで、ショッピングセンターやファーストフードレストランやカフェに入り感じた事は次のとおりだ。
11月、12月、1月、2月とどんどん寒くなっていく季節、飲食店やお店は、窓やドアを開けて店内の空気を入れ換えるのが難しくなるからだ。
ご紹介の記事で、日々報告される10月の感染者数やPCRテスト数などをお伝えしている。
9月23日ごろまで半袖で出かけられたスイスのジュネーブも、秋本番。9月27日日曜日の夕方は、かなり温度が下がった。#ジュネーブ街を行き交う人の装いが、いきなり冬っぽくなった。 pic.twitter.com/LkLvK1[…]
スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先
「スイスにおける新型コロナウイルス感染関連状況」の色が変わった ! 数日前までブルーだったのが、オレンジに。
スイス連邦内務省保健庁発表(ドイツ語・フランス語・イタリア語・英語)
在ジュネーブ領事事務所
(ジュネーブ州、ヴォー州、ヴァレー州およびティチーノ州にお住まいの方)
電話:022 716 9900
Fax :022 716 9901
ホームページ:https://www.geneve.ch.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
まとめ
使用の画像 : RiyoBlog
本記事では、下記の順序で、「特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置」と「スイス国内の感染状況」について、ポイントをご紹介・解説した。
・10月12日から実施の「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」の対象国・地域のリストの6回目の改訂内容
・2020年10月9日、スイスの感染者数は第1波のピーク時並み !?
・スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先
2020年11月は、スイスにとって悪夢のような数週間だった。大阪府ほどの人口のスイスで、1日あたりの新規感染者数1万人超えを記録し、ジュネーブ州がヨーロッパで一番感染率が高い地域となった。#スイス #COVID19家族以外は[…]
この記事は、在ジュネーブ領事事務所からいただいた情報とジュネーブ州政府のサイトを元に作成。7月27日、在ジュネーブ領事事務所から次のお知らせを受けた。ジュネーブ州では、7月28日午前8時から、商業施設におけるマスクの着用が義務化[…]
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