この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。
7月1日、スイス連邦政府は、新型コロナウイルス感染症対策として、次の3つを発表した。
・公共交通機関利用時におけるマスク着用の義務化
・特定の地域からの入国者に対する検疫措置
・第三国からのスイスへの入国制限は7月20日まで
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。スイスへの入国者に対する検疫措置は、世界中の新型コロナウイルスの感染状況によって変わる。日本からスイスへの入国は、7月20日から通常モードで90日[…]
本記事では、公共交通機関利用時におけるマスク着用の義務化について、次の順序でご紹介する。
・公共交通機関利用時におけるマスク着用の義務化
・スイスのマスク着用の様子は、実際どうなのか?
公共交通機関利用時におけるマスク着用の義務化(7月6日から)
使用の画像 : RiyoBlog
スイス連邦政府は次のように発表した。
7月6日(月)から、12歳以上の人は、電車・トラム・バス・山岳鉄道・ケーブルカー・船を利用する際には、マスクを着用する義務がある。
今までの公共交通機関利用時における推奨事項は、通勤・帰宅などのピークなど、1.5mの社会的距離を確保することができない場合にマスクを着用することだったが、ほとんどの場合において守られていなかった。
そのため、専門家の勧告およびスイス国内のいくつかの州の要望に応え、マスク着用を義務化することになった。
世界保健機関 (WHO) および欧州疾病予防管理センター (ECDC) も、必要な社会的距離(スイスの場合は1.5m)を確保できない場合は、マスク着用を推奨している。
https://www.admin.ch/gov/de/start/dokumentation/medienmitteilungen.msg-id-79711.html
スイスのマスク着用の様子は、実際どうなのか?
使用の画像 : RiyoBlog
公共の乗り物の中でマスクが義務になる7月6日以前と以後に分けてお伝えする。
・公共の乗り物の中でマスクが義務になる7月6日以前の様子
・公共の乗り物の中でマスクが義務になった7月6日以降の様子
公共の乗り物の中でマスクが義務になる7月6日以前の様子
7月6日以前のジュネーブのトラム・バスでの公共の場でのマスク着用率は、ザッと見る限りかなり低かった。若者も高齢者も、平然とマスクなしでトラムに乗っていた。
スイスでは、新型コロナウイルスの影響はどうなの?6月のスイスでは、次々と新型コロナウイルス対策の措置が緩和された。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://riyoblog.com/swiss-re[…]
5月末のスイスでは、ロックダウン解除に向かって、みんなルンルンだった。4月末にロックダウン緩和が始まり、街も活気付いて来ていたし。しかし7月後半になり、5月~7月の街での行動を思い返すと、私たちは「愚かな誤り」をしていた。乗[…]
と言うのも、3月ごろスイス連邦政府は「マスクは義務ではなく、感染対策に重要ではなく、対人距離だ」と繰り返していて、鵜呑みにしてしまった人たちがいる背景がある。他の国のニュースを見たり一部のリテラシーの高い人たちは、3月ごろから衛生に気をつけマスク着用をしてきたように見受けられる。
・スイスの都市封鎖(ロックダウン)の緩和は、どんな様子だったのか?・「マスクの着用」に関して、都市封鎖(ロックダウン)緩和中、スイス政府はどのような対応をしたのか?スイスでは、いきなり都市封鎖(ロックダウン)を解[…]
とは言え、7月6日以前から、Appleストアなど一部のお店では、入り口の前で検温があり、店内の人数制限・換気の配慮がされ、手のアルコール消毒・マスクが義務だ。
使用の画像 : RiyoBlog
だが、スーパーに足を運ぶと、マスクをしている人は半分以下。マスクをしないで冷蔵売り場でクシャミを連発している人がいて、ゾッとした。
使用の画像 : RiyoBlog
7月6日から公共の乗り物の中でマスク着用が義務になり、ホッとした人が多いだろう。
「スイスのお店の COVID19 対策は、シッカリしているのか?実態は?」スイスのお店・商店の「お客さんが関わる新型コロナウイルスの対策」に上げられるのは、次の通りだ。・入店前に消毒液で手を洗浄する。・店内でマスクを[…]
公共の乗り物の中でマスクが義務になった7月6日以降の様子
使用の画像 : RiyoBlog
7月6日から公共の乗り物の中でマスク着用が義務になっても、バスにマスクなしで乗ってきて、ペチャクチャオシャベリしている人たちは、少数ながらいる。
マスクをしていると顔認証のスマホが開かないからか、息苦しいからか、暑いからか、マスクをアゴにしたままの人もいる。
しかし、以前より乗り物内のマスク着用が断然増えた。青いサージカルマスクの人もいるが、手作りっぽいマスクをしている人も見かける。スペインのアパレルメーカーMANGOも布マスクを売るようになった。
とは言え、バスの運転手はマスクをしていない。運転席の背後から横にかけて囲いがあるのと、窓が開けられ換気ができ、運転席の近くには乗客が着席できないようにチェーンがあるためだろう。
使用の画像 : RiyoBlog
そして、バス・トラムなどの公共の乗り物の中ではマスク着用が義務でも、スーパーでは義務ではない。なので、スーパーでは相変わらずマスクをつけていない人が多い。
公共の乗り物の中だけでなく、店舗などを含む屋内の公共の場もマスク着用を義務にしたら良かったのに。
と思ったら、スイス・ジュラ州では、マスクの着用に関して「独自の追加措置」を実施している。
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。スイスでは、7月6日から公共交通機関を利用する時に、マスクの着用が義務となった。[sitecard subtitle=関連記事 url=h[…]
ジュネーブ州でも、7月28日、商業施設におけるマスクの着用が義務化された。
この記事は、在ジュネーブ領事事務所からいただいた情報とジュネーブ州政府のサイトを元に作成。7月27日、在ジュネーブ領事事務所から次のお知らせを受けた。ジュネーブ州では、7月28日午前8時から、商業施設におけるマスクの着用が義務化[…]
フランスのような中央集権型でなく、スイスは小さい国ながら連邦制の地方分権型のシステムだから、各州によって違いがある。
まとめ
使用の画像 : Pexels
本記事では、公共交通機関利用時におけるマスク着用の義務化について、下記の順序でご紹介した。
・公共交通機関利用時におけるマスク着用の義務化
・スイスのマスク着用の様子は、実際どうなのか?
みなさんのお住まいの国・地域でのマスク着用は、どうですか?
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。ポイントは、次の通りだ。7月半ば〜後半現在は、夏休みを楽しみつつも感染しないように「かなり注意が必要な時期」だ。[sitecard[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報を元に作成。最新情報はページの上、過去の情報はページの下に記載。古くなり過ぎた情報は、消去している。家族や友達と会ったり夏休みを楽しむのに、飛行機で移動する事もある。新型コロナウ[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。スイスへの入国者に対する検疫措置は、世界中の新型コロナウイルスの感染状況によって変わる。日本からスイスへの入国は、7月20日から通常モードで90日[…]
「6月のスイス、都市封鎖(ロックダウン)解除後の国際郵便は?街の様子は?」[sitecard subtitle=関連記事 url=https://riyoblog.com/can-you-enter-switzerland-chan[…]
6月3日付け、日本郵便が日本からスイスへの国際郵便物の引受けを6月5日(金)から再開すると発表。「日本からスイスへの国際郵便の引受けの再開」は、Twitterでもスイスに住む日本人の間で、かなり話題になっていた。「何を日本の家族[…]
スイスは小さい国ながら、私が以前住んでいた中央集権型のフランスと違い、地方自治制度の政治システムだ。自治主体の自立性が高くその規模が小さいのが、スイスの政治システムの特徴と言われる。スイスでは、新型コロナウイルスの対策も、7[…]
都市封鎖(ロックダウン)緩和後、スイスの義務教育は、どのように行われているの?2020年5月・6月のスイスでは、次々と新型コロナウイルスの対策で行われた都市封鎖(ロックダウン)や措置が緩和されていった。[sitecard sub[…]
この記事は、在ジュネーブ領事事務所から届いた情報とティチーノ州政府のサイトを元に作成。7月17日、在ジュネーブ領事事務所から次の2つのお知らせを受けた。・ティチーノ州政府は、新型コロナウイルス感染症の対策措置を7月20日[…]
2020年11月は、スイスにとって悪夢のような数週間だった。大阪府ほどの人口のスイスで、1日あたりの新規感染者数1万人超えを記録し、ジュネーブ州がヨーロッパで一番感染率が高い地域となった。#スイス #COVID19家族以外は[…]