【硬水と2種類の対策】手洗いをし過ぎて肌荒れ !? 髪の乾燥・肌荒れやシワを改善したい ! 【ヨーロッパ・2020年版】

「硬水」の地域で「手がガサガサになる・肌が荒れる」からと言って、次の事をするのは衛生的に間違いだ。

・手をできるだけ洗わない。

・入浴をできるだけ控える。

・髪をできるだけ洗わない。

日本に生まれ育った方は、「当たり前でしょ」と思うかもしれない。しかし、ヨーロッパでは、前述のような間違った「硬水対策」をしてしまい、衛生を保てずしょっちゅう体調を崩している人を見かける。

しかも時は、ヨーロッパはコロナウイルス(COVID19)の感染の拡大が爆発中。

とは言え、「硬水」の地域で、次の事をするのも間違いだ。肌を傷める。

・日本式のスキンケアをする。

本記事は、次のような方たち向けだ。

・ヨーロッパにお住まいの方

・「硬水」の地域にお住いの方

・「硬水」の地域を旅行される方

・ヨーロッパの生活・商品と、水の「硬度」に関心のある方

2020年4月3日現在、ヨーロッパには「手がガサガサになる」・「肌が荒れる」ことに悩んでいる方が多い。私もその1人だ。

理由は、コロナウイルス(COVID19)の感染の拡大は、今のところ日本よりヨーロッパの方が深刻な状況にある(注1)。ヨーロッパの「硬水」の地域に住んでいる人は、衛生を保つために「手洗い」を頻繁にしなければならないからだ。

(注1)コロナウイルス(COVID19)の感染は、イタリア、フランス、スペインに続き、私が住んでいるスイスもかなり深刻だ。毎日、在スイス日本国大使館や在ジュネーブ領事事務所から次のようなメールが入る。

3月25日17:00時点(スイス連邦内務省保健庁発表)、スイス及びリヒテンシュタインにおける感染者数等は以下のとおりです。

・累計感染者数(確定感染者): 9,765人(前日比 + 929人)

・累計死亡者数 : 103人(前日比 + 17人)

3月27日8:05時点(スイス連邦内務省保健庁発表)、スイス及びリヒテンシュタインにおける感染者数等は以下のとおりです。

・累計感染者数(確定感染者): 12,161人(前日比+1,390人)

・累計死亡者数 : 197人(前日比+36人)

3月31日8:00時点(スイス連邦内務省保健庁発表)、スイス及びリヒテンシュタインにおける感染者数等は以下のとおりです。

・累計感染者数(確定感染者): 16,176人(前日比+701人)

・累計死亡者数 : 373人(前日比+78人)

4月2日08:00時点(スイス連邦内務省保健庁発表)、スイス及びリヒテンシュタインにおける感染者数等は以下のとおりです。

・累計感染者数(確定感染者): 18,267人(前日比+1,128人)

・累計死亡者数 : 432人(前日比+54人)

「硬水」でゴシゴシ手を洗ったら荒れてしまう。それなら、掃除用・医療用・食品を扱う用の手袋をして、「手洗い」の回数を大幅に減らせばいいと思われるかもしれない。

しかし、「「手洗い」をしないのは間違いだ。」とWHOや医療関係者は言う。「「手洗い」をキチンと頻繁にする事がコロナウイルス(COVID19)対策で大事だ」と、私の知り合いの医師たちも言う。

この記事を読めば、「硬水対策」のコツがわかる。そして、手洗いや入浴を頻繁にしても、「肌荒れ」「髪の乾燥や傷み」を防いだり改善しながら、ヨーロッパや硬水の地域で日常生活・旅行ができる。

私は、ヨーロッパの「硬水」の地域に住んで20年弱になる。数年間暮らしたパリの水は、かなりキツい硬水で、顔の皮膚が赤くガサガサになるトラブルを経験した。

フランス人の友達にアドバイスされ、当時私はあまりフランス語が話せなく不安だったが、パリで皮膚科に行った。顔面の肌のトラブルのあとからずっと、皮膚科医に教えてもらった「硬水の地域にあった顔のスキンケア」を実践している。それ以降、顔の肌のトラブルはない。

ところが、コロナウイルス(COVID19)対策で最近手を洗う回数が増えて、手の「肌荒れ」に悩んでいる。

現在暮らしているジュネーブの水は、パリより「硬度」は低いが「硬水」だ(注2)

現在、様々な「硬水対策」の情報を調べたり、「硬水」の地域に住む方にインタビューしたりして、肌荒れ・肌のトラブル・髪の乾燥や傷みを防いだり改善したりする方法を記事にしている。

(注2)

・数年間暮らしたパリの水 : フランス硬度で27,8(カルシウムとマグネシウムのイオン量が278mg/L

・現在暮らしているジュネーブの水 :フランス硬度で13,2(カルシウムとマグネシウムのイオン量が132mg/L

私がご紹介する「硬水対策」は、次の2種類だ。

・「硬水」を「軟水」に変える装置を設置する。

・水道の「硬水」を使い続けながらも、適切なケア用品を使い、適切な肌や髪のケアをする。

本記事では、肌荒れ・肌のトラブル・髪の乾燥や傷みを防いだり改善したりする事を目的に、私の経験・硬水の地域に住む人がしている対策を、次の順序でご紹介・解説する。

・「硬水」で肌荒れ !? *ヨーロッパに住む私の経験と知り合いの例

・ヨーロッパ在住者が推奨する「硬水対策」とは?

この記事を読んで、「硬水対策」について知り、「肌荒れ」「肌のトラブル」「髪の乾燥や傷み」を防いだり改善したりして、「衛生」と「美容」の両方を手に入れていただければ嬉しい。

「「硬水」とは何?」と思われる方は、次の記事の「ヨーロッパの水は「硬度」が高い !?の章を読んでいただければ、「硬水の定義」「硬水の特徴」などがわかる。

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それでは、「硬水」による「肌荒れ」をご紹介・解説する。

目次

「硬水」で肌荒れ !? *ヨーロッパに住む私の経験と欧州に住んでいる方の例

「硬水」で肌荒れ !? *ヨーロッパに住む私の経験と欧州に住んでいる方の例

使用の画像 :  Pexels

「硬水」の地域に見られる肌荒れについて、次の順序でご紹介する。

・「硬水」が原因 !?*パリで顔面の肌荒れ

・手を頻繁に洗ったら、荒れちゃう ! *コロナウイルス(COVID19)対策で「手荒れ」が加速 !

 「硬水」が原因 !?*パリで顔面の肌荒れ

「硬水」が原因 !?*パリで顔面の肌荒れ

使用の画像 : RiyoBlog

私は、留学中のパリで、顔の皮膚が赤くガサガサになってしまい、「お岩さん」みたいになってしまった経験がある。

持っていたクリームをつけても治らない上、ファンデーションも肌に馴染まないほど顔の皮膚がヒドく荒れた。外出するのもはばかられるほど頰が赤くガサガサになり、数日しても全然治りそうもなかったので、友達に相談した。

日本人の友達には、次のようにアドバイスされた。

・キレイに洗い、保湿だけしてメイクをしない。

・外出する時は、帽子をかぶり、顔に人の視線を集めないようにして、治るのを待つ。

パリに生まれ育ったフランス人の友達のアドバイスは、次の通り。

・皮膚科に行く。

結局、私はフランス語に不安があったものの、フランス人の友達が教えてくれた皮膚科に行った。

全然、肌荒れが良くなる見込みがなかったからだ。赤くガサガサになった頰は、水に触れるとヒリヒリして痛かった。

パリに住み始めて最初の1年半~2年くらいは、日本式の顔のお手入れをしていた。それがこんなヒドい肌のトラブルになるとは思ってもなかった。

パリの皮膚科の医師は、「硬水」と「固形せっけん」を組み合わせてお手入れした結果と診断。処方箋を書いてくれ、薬局で買ってから帰宅するように言われた。

どんな薬用効果のあるものかと思ったら、処方箋にあるのは、次の通り。

・AvèneCRÈME POUR PEAUX INTOLÉRANTES

・AvèneLOTION NETTOYANTE POUR PEAUX INTOLÉRANTES

ご紹介のページは、フランスのAvèneによる前述の2つの商品説明。言語はフランス語。

Des soins dermatologiques à l’eau thermale pour prendre soin…

Cette lotion nettoyante pour peaux intolérantes réactives ne…

Avèneを温泉地を売り物にした化粧品会社くらいにしか考えてなかった私は、皮膚科の医師に不信感を抱いた。Avèneのスキンケアの商品は、わざわざ薬局に行かなくても処方箋がなくても、Parapharmacieなどで買える。

ご紹介のサイトは、フランスのAvène。

Des soins dermatologiques à l’eau thermale pour prendre soin…

しかし、ダメ元で薬局で処方箋の商品を買い、医師に言われた通りにスキンケアしたら、1週間もしないでヒドい肌荒れが治ったのだ。

それ以降、水道水で顔を洗う事をやめ、適切なスキンケアをしているので、「お岩さん」にはなっていない。

・日本式のスキンケアを硬水の地域で続けていると、ヒドい「肌荒れ」を起こすだけでなく、「シワ」や「乾燥」の原因になるから要注意。

それでは、次に「手荒れ」「手の肌荒れ」についてご紹介する。

手を頻繁に洗ったら、荒れちゃう ! *コロナウイルス(COVID19)対策で「手荒れ」が加速 !

手を頻繁に洗ったら、荒れちゃう ! *コロナウイルス(COVID19)対策で「手荒れ」が加速 !

使用の画像 : RiyoBlog

ご紹介の写真は、私の手首。時計をしたまま手洗いをしたり、水分がある状態で時計をしていて、手首が赤黒くガサガサになってしまった。

ヨーロッパの人は手を洗わない?コロナウイルス(COVID19)で気になる【手洗いと水の硬度】の記事で、手洗いの重要性を書いた。しかし、この記事を書く前は、記事内でご紹介した「WHOが推奨する「手洗い」のやり方」は実践していなかったし、2月以前はそこまで衛生に気をつけてなかった。

そこまで「手洗い」をキチンとしていなかった私が、ここ1ヶ月半、意識して念入りに頻繁に手を洗うようになり、「手荒れ」に悩む今日この頃。

「手荒れ」「手の肌荒れ」に悩むのは私だけじゃない。医師やWHOがコロナウイルス(COVID19)対策にも「手洗い」が大事と言う昨今。今まで衛生に気をつけていた方は、「手洗い」に「アルコール消毒」が加わり、「手荒れ」が加速している。

先日、Twitterでイタリア在住の方の「ベタベタしない「手荒れ」を改善するクリームを知ってますか?」と言う内容の投稿を見つけた。

自分では使ってみたことがないものの、かなりキツい硬水のパリで、顔面の肌荒れがAvèneのクリームで奇跡的に治ったのを思い出して、次のクリームをすすめてみた。

AvèneCICALFATE / MAINS (HANDS) – CRÈME REPARATRICE ISOLANTE (REPAIR BARRIER CREAM) 

La crème cicalfate est l'alliée des mains très sèches ou irr…

後日、Twitterで同じ方に、「手荒れ」の具合を聞いてみたら、「コックリしていてベタつかず手のガサつきも大分良くなりました」とお返事をいただいた。

添付の写真を見ると、ご購入されたAvèneの商品名は若干違い、次の通り。

CICALFATE – CRÈME RESTAURATRICE (RESTORATIVE SKIN CREAM) 

ググってみたら、CRÈME RESTAURATRICE (RESTORATIVE SKIN CREAM) は、アメリカのAvèneのサイトが出てくる。中身はほぼ同じかどちらかが改良版と推測。

ちなみに、日本のAvèneのサイトを見てみたら、ハンドクリームはあるが、フランスのAvèneと同じ商品名ではなく次の物が見つかる。

薬用ハンドクリーム – COLD CREAM – CREME MAINS (HAND CREAM)

ヨーロッパに比べ「硬度」が高くない水の地域が多い日本在住の方で「手荒れ」に悩んでいるなら、試す価値はあるだろう。

Avene

〈手肌用クリーム(敏感肌用)〉/ 102g・51g。乾燥、ひび、あかぎれを防ぎ、ベタつかず、すべすべ手肌に保つ薬用ハンド…

ヨーロッパに住んでいる私は、「手荒れ」が加速する一方なので、前述のご紹介したAvèneのクリームを手に入れ次第、使ってみて別記事にする予定だ。

CICALFATE / MAINS (HANDS) – CRÈME REPARATRICE ISOLANTE (REPAIR BARRIER CREAM) 

それでは、硬水の地域に住んでいる人が知りたい「硬水対策」についてご紹介する。

ヨーロッパに長年住む人たちが推奨する「硬水対策」とは?

ヨーロッパに長年住む人たちが推奨する「硬水対策」とは?

使用の画像 : RiyoBlog

私が提案する「硬水対策」は、次の2種類。

・「硬水」を「軟水」に変える装置を設置する。

・水道の「硬水」を使い続けながらも、適切なケア用品を使い、適切な肌や髪のケアをする。

「硬水」を「軟水」に変える装置を設置する

「硬水」を「軟水」に変える装置を設置する

使用の画像 : RiyoBlog

一番ラディカルな方法で効果的だが、高いのがマイナスポイント。

水の「硬度」が高いパリに住んでいた時でも、「硬水」を「軟水」に変える装置を設置しているのは、私の周りでは聞いたことがなかった。

と言うのも、パリの水道水は「硬水」だが、飲む分には健康には問題ない。たくさん勉強することがありお金がない学生は、「肌荒れ」には、「硬水軟化装置」よりも、「適切な洗浄剤・ケア用品を使い、適切な肌や髪のケアをする」と言う解決法を選ぶ人が多かったからだ。

それでは、次の順に解説・ご紹介する。

・「硬水軟化装置」とは?

・一軒家でできる「硬水軟化装置」

・アパートでできる「硬水軟化装置」

「硬水軟化装置」とは?

ご紹介の動画 : Pan TheOrganizerによるWATER SOFTENER SYSTEM : HOW IT WORKS !!

日本は、「硬度」が低い水道水いわゆる「軟水」が、一部の地域を除いて使える。とは言え、「硬水軟化装置」を作って提供する会社は日本にもあり、「硬水軟化装置」についてググると色々情報が出てくる。

株式会社トーケミのサイトに、次のような説明がある。

イオン交換樹脂を利用した水処理では、硬水軟化装置(軟水器)が最も有名です。

軟水器とは、水中に含まれるカルシウムイオン、マグネシウムイオンの硬度分をカチオン交換樹脂によってナトリウムイオンに交換(軟水化)するものです。

この説明は、次にご紹介するフランスの「硬水軟化装置」の会社のサイトの説明とほぼ同じだ。

一軒家でできる「硬水軟化装置」

一軒家でできる「硬水軟化装置」

使用の画像 : RiyoBlog

私は前述の通り、自分の家に「硬水軟化装置」を設置して使ったことがない。なので、スイスで「硬水軟化装置」を使用しているご家庭にインタビューしてみた。

お住いの家は、一軒家だ。「硬水軟化装置」の使用を始めて6ヶ月。使ってる「硬水軟化装置」のメーカーは、1936年設立のアメリカ、イリノイ州ローズモントに本社を置くCulligan Water

ご紹介する動画は、Culligan Franceの « Pourquoi choisir Culligan ? » 言語はフランス語。

ザッとYouTubeでわかりやすい動画がないか探してみたら、次の事に気がついた。

・英語のCulligan Waterについての動画は、感情に訴え購買意欲を刺激するものばかりで、ユーザーが気になる安全性、システムなどを説明したのがすぐに出てこない。

・フランス語のCulligan Waterについての動画は、どのようなシステムの「硬水軟化装置」で、会社がどのようなシステムで安全性に配慮しユーザーに届けているか説明するものがすぐに出てくる。

アメリカにお住いの方でCulligan Waterの製品・システムを検討されている方は、シッカリ調べてから購入されることをオススメする。「なんか良さそう」という雰囲気で購入する事はオススメしない。

アメリカと同じく「硬水」に悩む人が多いヨーロッパのフランス語圏の人たちは、疑い深い人と議論好きな人が多いのか、他のやり方で「軟水」にする方法も紹介したり安全性について議論したりする動画がすぐ出てくる。

ご紹介するのは、La Quotidienneによる « Adoucisseurs d’eau : sont-ils sans danger ? »。言語はフランス語。

Culligan Waterは、ヨーロッパの国々、イギリス、イタリア、スペイン、フランス、ドイツなどにもある。私が住んでいるスイスにも。

私がインタビューしたスイスのご家族は全員、Culligan Waterの「硬水軟化装置」にとても満足している。Culligan Waterの「硬水軟化装置」を使用し始めて数ヶ月だそうだ。

Culligan Waterの「硬水軟化装置」を通した水の「使い心地」は、次の通りだ。

・肌がツルツルでなめらかになった。

・髪がサラサラで傷みにくくなった。

しかし、いいことばかりでなく、次のマイナスポイントもある。

・高い。

・「硬水軟化装置」は場所を取る。

費用がかかる。スイスのCulligan Waterのサイトを調べてみたが、「硬水軟化装置」の説明はあるものの、値段の情報が出てこない。「硬水軟化装置」を設置したい人は、家にCulligan Waterの人に調査に来てもらい、見積もりを作ってもらうシステムだからだ。

ちなみにスイスのドイツ語圏向けには、別のサイトがある。

watercompany.ch AG seit 1978. Wasser ist unser Element. Wass…

「硬水軟化装置」は、写真のように、丸い筒型の装置を2つ置かなければならない。インタビューをしたスイスのご家庭は、一軒家の中の洗濯機などを置く半地下の水道室に「硬水軟化装置」を置いている。

「硬水軟化装置」

使用の画像 : RiyoBlog

「硬度」の高い水の地域で一軒家にお住いの方は、Culligan Waterの「硬水軟化装置」を設置するのを検討してみてもいいかもしれない。

とは言え、キチンと「硬水軟化装置」のメンテナンスをしないとバクテリアが増えたりし、健康を害するリスクも増える

フランスやスイスをはじめとするヨーロッパの大多数の国では、水道の水質が検査されていて水が飲める。

しかしメンテナンスをキチンとしていない「硬水軟化装置」を通した水は、逆に健康に害を与えるから、注意が必要だ。

当面のところ、ご紹介した一軒家に設置する「硬水軟化装置」は、次の条件の方だけが取れる対策だ。

・問題なく「硬水軟化装置」に出費できる。

・メンテナンスがキチンと出来る。

水中に含まれるカルシウムイオン、マグネシウムイオンの硬度分をカチオン交換樹脂によってナトリウムイオンに交換(軟水化)するタイプの「硬水軟化装置」については、今後、もう少し詳しく記事にする予定だ。

次は、アパートでできるもうチョットお手軽な「硬水」を「軟水」にする方法についてお伝えする。

アパートでできる「硬水軟化装置」

シャワー・水道の蛇口付近の水が出てくるところに、「肌荒れ」「肌のトラブル」の元になる「石灰成分」を減らす「フィルター」を設置する方法だ。

「石灰成分」を減らす「フィルター」が、シャワーのアームの部分に組み込まれた商品もある。買ってきて、ホースにつなげるだけだ。

・お手軽。

・借家のアパートでも可能。

・費用も5000円~6000円程度から。

フランス語で探したら、ECO2-Doucheというメーカーが出てくる。

しかし次のような文面がサイトに出て来る。

ECO2-Doucheの詐欺・コピー商品が安く出回っていて、それらはラボラトリーで検査を経てない。

Amazonを見ると似ている商品が出てくるが、ECO2-Doucheと違い、製造元のサイトが出てこない。

ECO2-Doucheのシャワーヘッドと似ている商品については、後日調査して、記事にする予定。

日本でも「軟水シャワーヘッド」が販売されている。イオナックというメーカーだ。

浄水シャワー【イオナック】

水道水を軟水化・塩素無害化するイオナックのシャワーヘッド。硬水地域や海外生活でお肌や髪のトラブルにお悩みの方に愛用されて…

ドイツ在住のやまえりさんの記事、ドイツの硬水対策!~肌荒れや髪の傷み・乾燥にもう悩まない~に、イオナックの「軟水シャワーヘッド」が紹介されている。

旅と私とドイツ

ドイツに限らず、海外への移住を考えたとき、やっぱり気になるのが水事情だと思います。…

現在、日本にいて、これから「硬水」の地域に長期滞在される予定の方で、「アトピー肌」「肌荒れ」「抜け毛」「フケ」「乾燥肌」が気になる方は、次のように対策することもできる。

・イオナックの「軟水シャワーヘッド」を日本で買い、ヨーロッパなどの「硬水」の地域に持って行き、滞在の最初の数ヶ月使う。

・現地で、良さそうな「軟水シャワーヘッド」を探す。

日本のイオナックの「軟水シャワーヘッド」は、フランスのECO2-Doucheと比べて高い。

つまり、フランス・ドイツ・イタリア・スイスなどの「硬水」の地域が多い所では、「石灰成分」を減らす「フィルター」「軟水シャワーヘッド」は、商品の開発・研究もユーザーも多く、安い。

「石灰成分」を減らす「フィルター」「軟水シャワーヘッド」については、私も興味があるので、後日、別記事にする予定。

パートナーが、「抜け毛」「フケ」「頭皮の乾燥」「顔のシワ」に悩んで、しょっちゅう高い薬用シャンプーを買って来たり、私に言いがかりをつけてくるからだ。お高い薬用シャンプーは、あまり効果がない。高いだけで。

高い薬用シャンプー

使用の画像 : RiyoBlog

「石灰成分」を減らす「フィルター」「軟水シャワーヘッド」を設置したら、30代男性の「硬水」が原因の「抜け毛」「フケ」「頭皮の乾燥」は、改善するはずだ。

「石灰成分」を減らす「フィルター」「軟水シャワーヘッド」なら、私も使えるし。

「硬水軟化装置」がすぐに手に入らなかったり、予算オーバーの場合は、水道の「硬水」を使い続けながらも、ケア用品やケアの仕方を適切にして「肌荒れ」を改善する方法もある。

水道の「硬水」を使い続けながらも、適切なケア用品を使い、適切な肌や髪のケアをする

水道の「硬水」を使い続けながらも、適切なケア用品を使い、適切な肌や髪のケアをする

使用の画像 : RiyoBlog

ヨーロッパの多くの地域は「硬度」の高い水なので、手・顔・髪・ボディのための効果のあるケア用品が充実している。

前述の私やイタリアにお住いの方の例のように、「硬水軟化装置」を設置しなくても、ケア用品で、「硬水」による4つのトラブルを防いだり改善したりできる。

・手荒れ

・肌荒れ

・髪の乾燥や傷み

・顔のシワ

改善できるとは言え、「適切なケア用品」を使わなければ、「硬水軟化装置」に比べてハッキリとした効果が期待できない。

それでは、次の順にケア用品とケアの仕方をご紹介する。

・手のケア用品*手を洗っても「手荒れ」に悩まない !

・顔のケア用品とケアの仕方*「硬水」に負けないフランス式スキンケアとは?

・髪のケア用品とケアの仕方*毎日洗ってもパサパサ・キシキシしないヘアケアとは?

・ボディのケア用品とケアの仕方*毎日シャワーを浴びてもカサカサにならないボディケアとは?

手のケア用品*手を洗っても「手荒れ」に悩まない !

手のケア用品*手を洗っても「手荒れ」に悩まない !

使用の画像 : RiyoBlog

「手荒れ」「手の肌荒れ」の悩みを解消するには、前述のAvèneのクリームがオススメだ。

CICALFATE / MAINS (HANDS) – CRÈME REPARATRICE ISOLANTE (REPAIR BARRIER CREAM)  

参考までに、フランスのAvèneのサイトに寄せられたユーザーのコメントをいくつかご紹介する。

(直訳ではなく、イメージしやすいような日本語に意訳。ユーザーのコメントをフランス語で直接読みたい方は、Avèneをクリックして読んでいただきたい。)

・ベタベタにならないだけでなく、ふっくらシットリとし、小さい切り傷が治る。

・今、手が乾燥していて荒れてガサガサで痛痒いけど、このクリームをつけたら、シットリして、かきむしりたくなくなった。

・クリームをつけて何分かは油っぽくて濡れた感じだが、皮膚に浸透するにつれ、2枚目の皮膚みたいになり、守られている感じがする。医療関係の仕事をしていて、1日に何回も石けんで手を洗い消毒アルコールジェルをつけるので、このクリームはとてもいい。

本記事を書くためにフランスのユーザーのコメントを日本語に書き直してみたが、ご紹介のAvèneのハンドクリームは、「手荒れ」「手の肌荒れ」に効果がありそうだ。

CICALFATE / MAINS (HANDS) – CRÈME REPARATRICE ISOLANTE (REPAIR BARRIER CREAM)

このAvèneのハンドクリームは、実際に使用してみて、効果・使い心地に焦点を絞って記事にする予定なので、参考にしていただければ嬉しい。

私も現在「手荒れ」を起こし、手の甲が赤くガサガサして痛痒く、指の側面が切れてヒリヒリしているのだ。

他にも良さそうな商品を薬局で聞いたが、AvèneCICALFATE / MAINS (HANDS) – CRÈME REPARATRICE ISOLANTE (REPAIR BARRIER CREAM) よりいいのはないと言われたので、他のクリームは買わなかった。

次は、顔のお手入れについてご紹介する。

顔のケア用品とケアの仕方*「硬水」に負けないフランス式スキンケアとは?

顔のケア用品とケアの仕方*「硬水」に負けないフランス式スキンケアとは?

使用の画像 : RiyoBlog

私がパリで顔の「肌荒れ」を起こして受診したフランス人の皮膚科医のアドバイスをご紹介する。1週間もたたないうちに、肌がトラブルを起こす前のようにツルツルになりメイクもできるようになったのは、ポイントだ。

フランスの皮膚科医が教えてくれた「硬水」の地域の顔の3つのスキンケア用品

AvèneLOTION NETTOYANTE POUR PEAUX INTOLÉRANTES

・コットン(次の写真を参照)

AvèneCRÈME POUR PEAUX INTOLÉRANTES

フランスの皮膚科医が教えてくれた「硬水」の地域の顔の3つのスキンケア用品、コットン

使用の画像 : RiyoBlog

フランスの皮膚科医が教えてくれた「硬水」の地域の顔のスキンケアのやり方2ステップ

LOTION NETTOYANTE POUR PEAUX INTOLÉRANTESを顔になじませ、コットンで汚れを拭き取る。

CRÈME POUR PEAUX INTOLÉRANTESを顔全体に塗る。

フランスの皮膚科医が教えてくれた「硬水」の地域の顔のスキンケアの注意点

LOTION NETTOYANTEは、水で洗い流す必要なし。絶対に水道水で洗わない !

LOTION NETTOYANTEは、メイクも汚れも落とせる。他のものはいらない。

CRÈME POUR PEAUX INTOLÉRANTESを塗った後、普通にメイクできる。

顔を水で洗わないと聞くと、大方の日本人は「気持ち悪い」「汚い」と思うだろう。しかし、「硬水」を顔につけてしまったら、「シワ」「乾燥」「肌荒れ」の原因を作ってしまう。

LOTION NETTOYANTEでメイク・汚れを拭き取った後に、どうしても水でパシャっとやりたい方は、同じくAvèneSPRAY D’EAU THERMALEを使用することをオススメする。シュパっとやって清潔なタオルで拭き取ればいい。

Découvrez le spray d'eau thermale. une brume fraicheur charg…

そこまで水の「硬度」が高くなく、「肌荒れ」はなく、チョット「乾燥」「ツッパリ」が気になる程度だったら、次の方法をオススメする。

現在、私はパリよりもずっと「硬度」が低い132mg/Lの地域に住んでいる。私の場合は、普通のスーパーで買える安い商品でも「肌荒れ」を起こしていない。

「乾燥」「ツッパリ」が気になる程度の「硬度」が高くない地域の顔の3つスキンケア用品

GarnierSolution Micellaire Tout en 1(次の写真を参照)

・コットン(次の写真を参照)

L’Oréal ParisHydra Genius Le Soin Liquide

「乾燥」「ツッパリ」が気になる程度の「硬度」が高くない地域の顔の3つスキンケア用品

使用の画像 : RiyoBlog

「乾燥」「ツッパリ」が気になる程度の「硬度」が高くない地域の顔のスキンケアのやり方2ステップ

GarnierSolution Micellaire Tout en 1をコットンになじませ、コットンで顔のメイクと汚れを拭き取る。

L’Oréal ParisHydra Genius Le Soin Liquide(次の写真)を顔になじませる。

「乾燥」「ツッパリ」が気になる程度の「硬度」が高くない地域の顔のスキンケアのやり方2ステップ

使用の画像 : RiyoBlog

私は、GarnierSolution Micellaire Tout en 1で顔のメイク・汚れを拭き取った後、シャワーを浴びて髪を洗ってしまい、シャワー後にL’Oréal ParisHydra Genius Le Soin Liquideを顔に塗っている。とは言え、シャワーを浴びる時は、顔にお湯やシャンプーがかかる程度で、石けんをつけてゴシゴシ洗ったりしない。

顔のスキンケアの前後にシャワーを浴びないなら、GarnierSolution Micellaire Tout en 1で、シッカリ汚れを落とした方がいい。

「乾燥」「ツッパリ」が気になる程度の「硬度」が高くない地域の顔のスキンケアの注意点

GarnierSolution Micellaire Tout en 1は、水で洗い流す必要なし。絶対に水道水で洗わない !

GarnierSolution Micellaire Tout en 1は、メイクも汚れも落とせる。他のものはいらない。

L’Oréal ParisHydra Genius Le Soin Liquideを塗った後、普通にメイクできる。

ちなみに、GarnierSolution Micellaire Tout en 1乾燥・敏感肌用もある。

Micellar Water All-in-1 Peaux Sèches et Sensibles

他のメーカーにも似たような商品がある。色々試して、自分に合うものを見つけることをオススメする。

ポイント・注意事項は、絶対に「硬度」の高い水・水道水でバシャバシャ顔を洗わない事。

私はパートナーに「水道水で洗うな」と忠告していたにも関わらず、パートナーは「水で洗わないと気持ち悪い」と、数年以上も「硬度」が132mg/Lの地域で顔をバシャバシャ洗い続けた。

結果、「シワ」が増えて深くなってきて大騒ぎ。私がストレスを与えるから「シワ」が増えた、とパートナーは言うので、もう一度、次のように説明した。

「硬度」の高い水で顔を洗ったら「シワ」「乾燥」「肌荒れ」を引き起こす。

現在パートナーは、私と同じGarnierSolution Micellaire Tout en 1で汚れを落とし、次の商品を使っている。

L’Oréal ParisMen Expert Hydra Power Soin Hydratant Rafraîchissant

「乾燥」「ツッパリ」が気になる程度の「硬度」が高くない地域の顔のスキンケアのやり方2ステップ、男性用クリーム

使用の画像 : RiyoBlog

L’Oréal Parisの男性用のクリームは、ベタつかず脂っぽくならないが、保湿効果のあるものが何種類かある。ヨーロッパではスーパーで気軽に買えるので、いくつか使ってみて自分に合うのを見つけるのがいい。

L’Oréal ParisMen Expert Hydra Power Soin Hydratant Rafraîchissantを私が使ってみた感想は、次の通りだ。

・ワンプッシュで結構たっぷりクリームが出る。

・自分の使っているL’Oréal ParisHydra Genius Le Soin Liquideの代わりに使い、すぐにメイクすることもあるが、たまに使う分には問題ない。でもHydra Genius Le Soin Liquideの方が好き。

もし、「シワ」「乾燥」「肌荒れ」が気になるなら、男性でも女性でも前述のフランスの皮膚科医が教えてくれた「硬水」の地域の顔のスキンケアを参考にしていただきたい。

フランスの皮膚科医が勧めるAvène以外のスキンケア用品

私はAvèneをオススメするが、別のメーカーにも優れたスキンケア用品がある。

Twitterのフォロワーさんに教えていただいたのは、La Roche-Posay

LIPIKAR BAUME AP+Mは、超乾燥・アトピー肌用のクリーム。La Roche-Posayのサイトを見ると、次のような説明がある。

・赤ちゃん&子供から大人まで使える。

・顔と体の両方に使える。

・ベタベタしない。

La Roche-Posayは、Avèneのスキンケア用品を買う時にいつも見かけていたけど、今まで試したことがなかった。

La Roche-Posayも良さそうな商品を出しているので、実際に使用してみて、記事にする予定。

別のメーカー、Caudalieも私は使ったことがないが、スキンケアメーカーとして有名だ。 

Caudalie

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次は、現在私がしている髪のケアについてご紹介する。

髪のケア用品とケアの仕方*毎日洗ってもバサバサ・キシキシしないヘアケアとは?

髪のケア用品とケアの仕方*毎日洗ってもバサバサ・キシキシしないヘアケアとは?

使用の画像 :  Pexels

私は「硬水」の地域に住んでいるが、毎日髪を洗う。長さはセミロング。

コロナウイルス(COVID19)の感染の拡大が爆発する前は、フランスでもスイスでも美容室に行く度に、私は美容師に毎回次のように言われていた。

「毎日髪を洗ったら、髪が傷む。髪を洗うのは、2日か3日に1度にすべき。」

「硬水」は髪を傷めるから、出来るだけ洗わない方がいいからだ。しかし、私は毎日洗わないと、ベタベタするし、匂いも気になる。なので、美容師のアドバイスは無視して毎日洗っていた。

衛生的に私は毎日洗う方がいいと思っている。しかも、今日薬局に行ったら、コロナウイルス(COVID19)対策について、次のように言われた。

・帰宅後すぐ、全身をシャンプーとボディソープでシッカリ洗わないといけない。もちろん髪も。

私の個人的意見では、コロナウイルス(COVID19)が収束した後も、髪は毎日洗った方がいい。衛生のために。

なので、私は次の条件に合うヘアケア用品を選んで使っている。

・値段が高すぎない。

・髪が傷まず、バサバサ・キシキシしない。

私はカラーをしているので、「カラーしている髪用のケア用品」を使用。

髪を洗う時は、次のシャンプー・トリートメント・マスクを使っている。

L’Oréal ParisElseve Color-Vive Shampoing Soin Protection Couleur (シャンプー)

L’Oréal ParisElseve Color-Vive Démêlant Soin(シャンプーの後につけるトリートメント)

L’Oréal ParisElseve Color-Vive Masque(シャンプーの後につけるマスク)

髪のケア用品とケアの仕方*毎日洗ってもバサバサ・キシキシしないヘアケアとは?

使用の画像 : RiyoBlog

Elseve Color-Vive Masque(マスク)は、Elseve Color-Vive Démêlant Soin(トリートメント)の代わりに2日に1度の頻度で使う。

Elseve Color-Vive Masque(マスク)の方が、L’Oréal ParisElseve Color-Vive Démêlant Soin(トリートメント)より効果的で、コックリしていて、洗い流した後も髪がキシキシしない。

髪のケア用品とケアの仕方*毎日洗ってもバサバサ・キシキシしないヘアケアとは?

使用の画像 : RiyoBlog

コツは、Elseve Color-Vive Masque(マスク)を髪になじませた後、目の荒いクシやブラシでとかして、5分~10分放置してから洗い流す事

髪のケア用品とケアの仕方*毎日洗ってもバサバサ・キシキシしないヘアケアとは?

使用の画像 : RiyoBlog

放置時間は、髪をクリップでまとめ、身体の他の部分を洗ったりすれば、時間が無駄にならない。

髪を洗った後の、ヘアケアをご紹介する。

・髪を洗ったら、タオルで包み、水気をタオルに移す。

・間違ってもゴシゴシやってはいけない。タオルに包んだまま、ドライヤーで乾かし始める。

・さらに、手ぐし、目の荒いクシでとかしながら、ドライヤーで乾かす。

・髪が9割乾いたら、髪がバサバサ・キシキシにならないようにする働きがあるクリームやオイルを適量、毛先の方につけてなじませて、クシでとかしたりブラッシングをする。

・必要に応じてヘアアイロンでストレートにしたり巻いたりする。(最近は省略している。)

私が使用しているクリームは、次の商品。

L’Oréal ParisElseve Total Repair 5 Cica Repair(9割乾かした後つけるクリーム)

髪のケア用品とケアの仕方*毎日洗ってもバサバサ・キシキシしないヘアケアとは?クリーム

使用の画像 : RiyoBlog

ヘアケア用のクリーム・オイルはつけすぎなければベタベタにはならない。

「硬水」の地域では、髪がバサバサ・キシキシにならないようにするためのケア用品が多数ある。日本で使っていたヘアケア用品が、「硬水」の地域でうまく使えるとは限らない。

ちなみに、私は日本にいた時は、生活クラブの石けんシャンプーとリンスのみ。「硬水」の地域に住んでいる現在は、前述にご紹介した4つを使用している。

L’Oréal ParisElseve Color-Vive Shampoing Soin Protection Couleur (シャンプー)

L’Oréal ParisElseve Color-Vive Démêlant Soin(シャンプーの後につけるトリートメント)

L’Oréal ParisElseve Color-Vive Masque(シャンプーの後につけるマスク)

L’Oréal ParisElseve Total Repair 5 Cica Repair(9割乾かした後つけるクリーム)

他のメーカーの商品も使ってみて、レビュー記事を書く予定。

次は、ボディのケアについてご紹介する。

ボディケア用品とケアの仕方*毎日シャワーを浴びてもカサカサにならないボディケアとは?

「硬度」が高い水の地域では、何で身体を洗ったらいいのだろうか?

幸い私は肌は乾燥気味だが、顔と手ほど緊急性を感じないので、スーパーの安いボディシャンプーを使っている。

スーパーの安いボディシャンプー

使用の画像 : RiyoBlog

しかし、「硬水」の地域で、「硬水軟化装置」を設置せずシャワーを毎日浴びて、肌がカサカサになり、痒くなって掻きむしりたくなってしまったら、スーパーの安いボディシャンプーではなかなか「肌荒れ」「肌のトラブル」が改善しない。

Avèneのボディシャンプーを3つご紹介する。

・ヒドい乾燥、掻きむしりたくなるほど痒い、アトピー肌に悩まれている場合 :

XERACALM A.D HUILE LAVANTE RELIPIDANTE

・子供から大人まで家族で使える超乾燥・敏感肌のためのボディシャンプーをお求めの場合 :

TRIXERA NUTRITION NETTOYANT NUTRI-FLUIDE

・しっとりとした保湿効果が欲しい場合 :

GEL DOUCHE DOUCEUR

残念ながら、まだこの3つのボディシャンプーは使ったことがないので、フランスのAvèneのサイトに寄せられたユーザーの評価とレビューをご紹介する。(直接フランス語でお読みになりたい方は、リンクをクリックして、フランスのAvèneのサイトでレビューを読んでいただきたい。)

評価は3つとも高く、ユーザーの満足度は高い。

XERACALM A.D HUILE LAVANTE RELIPIDANTEのレビュー

・かかりつけのドクターにアドバイスされてこのオイルを使い始め、5歳の息子の人生が変わった。2年前からほぼ毎日使っていて、かゆみとアトピーが大分減った。ガサガサ・カサカサの肌がかなり良くなった。ポンプ式の容器が便利。

・このオイルは、かかりつけのドクターが、乾燥肌のまだ乳児の自分の子供のために勧めてくれた。満足。1回目に使用してから、すぐにハッキリ改善が見られた。結局、家族全員でこのオイルを使っている。

TRIXERA NUTRITION NETTOYANT NUTRI-FLUIDEのレビュー

・「硬水」の「石灰成分」が肌の乾燥を引き起こすけど、このボディシャンプー(ジェル)を使えば肌が乾燥しない。同じシリーズのボディ用の乳液も使用。

GEL DOUCHE DOUCEURのレビュー

・肌がシットリなめらかになるシャワー用ジェル。敏感肌用にオススメだ。無駄使いしないポンプ型でとても便利。

キツイ「硬水」の地域が多いフランスで開発されたスキンケア用品のメーカーAvène

デメリットは、スーパーで買える安いボディシャンプーに比べると、Avèneのボディシャンプーは少々高い。

しかし、「硬度」の高い水で「肌荒れ」「肌のトラブル」で悩んでいるなら、試す価値はある。

「硬水」が原因の「乾燥肌」「肌荒れ」「肌のトラブル」に悩む場合、シャワー・お風呂から出てきて、ボディ用の乳液・クリームをつけ、肌の保湿と保護を促すこともできる。

ボディ用の乳液・クリームは、後日、別記事にまとめる予定。

まとめ

本記事では、次の2種類の「硬水対策」をご紹介した。

・「硬水」を「軟水」に変える装置を設置する。

・水道の「硬水」を使い続けながらも、適切なケア用品を使い、適切な肌や髪のケアをする。

そして、肌荒れ・肌のトラブル・髪の乾燥や傷みを防いだり改善したりする事を目的に、私の経験・硬水の地域に住む人がしている対策を、下記の順序でご紹介・解説した。

・「硬水」で肌荒れ !? *ヨーロッパに住む私の経験と知り合いの例

・ヨーロッパ在住者が推奨する「硬水対策」とは?

この記事を読んで、「硬水対策」について知り、肌荒れ・肌のトラブル・髪の乾燥や傷みを防いだり改善したりして、「衛生」と「美容」の両方を手に入れていただければ嬉しい。

「手荒れ」がヒドいので、近々ご紹介したAvèneのハンドクリームを使ってみて、本当にいいかレビュー記事を書く予定。

CICALFATE / MAINS (HANDS) – CRÈME REPARATRICE ISOLANTE (REPAIR BARRIER CREAM)

「硬水対策」について色々調べたり、私自身もいくつか商品を使ってみて思ったことは次の通りだ。

高い。お金があれば、清潔で綺麗でいられるけど、お金がなかったらどうするの?

今回、地球上の多くの人が経験しているコロナウイルス(COVID19)の感染の爆発的な拡大と死亡の増加で、「衛生」は、全ての人が必要なモノだとわかったはずだ。「衛生」「健康」を全ての人が得られる世の中になってほしい。

次の記事は、「硬水」とは何か、ヨーロッパの「手洗い事情」、ヨーロッパに住む私が日常生活で気をつけている衛生についてだ。

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