スイスの入国情報【2020年7月23日から】特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置の改定

この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。

8月8日から新たに適用された『特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置』の内容は、次の記事をご覧いただきたい。
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88日導入の「スイスへの入国制限措置が解除される第三国(アメリカ、カナダ、日本、アルジェリアなど)」については、次の記事を参考にしていただきたい。
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【スイスの入国情報・2020年8月8日から】1回目の改訂 ! 【入国制限措置が解除される第三国のリスト】

7月22日、スイス連邦内務省保健庁は、新型コロナウイルス感染症対策として、7月6日から実施している特定の国および地域からスイスへ入国する者に対する検疫措置(10日間の自己隔離)について、対象となる国および地域のリストを改訂した。

改訂前の情報・当該検疫措置の対象外となる者・感染リスクの高い国又は地域に指定される条件・中国については、次の記事をご覧いただきたい。
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本記事では、次の順序で『7月23日から実施の特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置の改定』のポイントや、7月20日以降に日本からスイスに入国された方の例をご紹介する。

723日から実施の特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置の改定と、対象となる国および地域のリスト

・「感染リスクの高い国および地域」のリストを見て気がついた事

720日以降、日本からスイスに入国した方はいるの?

・スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先

723日から実施の特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置の改定と、対象となる国および地域のリスト

7月23日から実施の特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置の改定と、対象となる国および地域のリスト

使用の画像 :  Pexels

「723日から実施の特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置の改定と、対象となる国および地域のリスト」について、ご紹介する。

次の順にお伝えする。

1. 適用日時

2. 対象者

3. 実施内容

4. 報告義務

5. (スイスが指定する)感染リスクの高い国および地域

6. 改訂でリストから除外された国

7. 注意事項

1. 適用日時

2020年7月23日午前0時から

2. 対象者

スイスへ入国する過去14日間以内に感染リスクが増大している国および地域(以下5を参照)に滞在した者

3. 実施内容

スイス入国後すぐに自宅または宿泊施設に移動し、10日間の自己隔離を実施する。

4. 報告義務

検疫措置(自己隔離)の義務を負う者は、スイス入国から2日以内に所管の州当局に入国した旨を報告し、当局の指示に従わなければならない。

5. (スイスが指定する)感染リスクの高い国および地域

・アルゼンチン

・アルメニア

・アゼルバイジャン

・バーレーン

・ボリビア

・ボスニア・ヘルツェゴビナ(追加)

・ブラジル

・カーボベルデ

・チリ

・コロンビア

・コスタリカ(追加)

・ドミニカ共和国

・エクアドル(追加)

・エルサルバドル(追加)

・エスワティニ(旧スワジランド)(追加)

・グアテマラ(追加)

・ホンジュラス

・イラク

・イスラエル

・カザフスタン(追加)

・キルギス(追加)

・コソボ

・クウェート

・ルクセンブルク(追加)

・モルディブ(追加)

・メキシコ(追加)

・モルドバ

・モンテネグロ(追加)

・北マケドニア

・パレスチナ(追加)

・オマーン

・パナマ

・ペルー

・カタール

・ロシア

・サウジアラビア

・セルビア

・南アフリカ

・スリナム(追加)

・タークス・カイコス諸島(英領)

・アラブ首長国連邦(追加)

・米国(プエルトリコおよび米領ヴァージン諸島を含む)

米国については、今回の改訂でプエルトリコおよび米領ヴァージン諸島が追加された。

以上、計42の国および地域

6. 改訂でリストから除外された国

・ベラルーシ

・スウェーデン

7. 注意事項

検疫措置(自己隔離)の義務を遵守しない者に対しては、重大な違反の場合は最高10000フラン過失の場合は最高5000フランの罰金を各州が科す場合があるので、ご注意いただきたい。

詳細は、記事内の「スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先」から、情報をご確認していただきたい。

「感染リスクの高い国および地域」のリストを見て気がついた事

「感染リスクの高い国および地域」のリストを見て気がついた事

使用の画像 :  Pexels 

スイスが指定する「感染リスクの高い国および地域」は、スイスに入国できるが、10日間の検疫措置(自己隔離)の義務がある

「感染リスクの高い国および地域」のリストをザッと見て気がついた事は、次の通りだ。

・北米、中米、南米の国が多いが、カナダは含まれていない。

・ヨーロッパでは、バルカン半島の北マケドニア、コソボ、セルビア、モンテネグロが入っている。

ルクセンブルクが「感染リスクの高い国および地域」なのは意外。

・中東の国も多い。

・中央アジア、カスピ海沿岸もいくつかの国がリストに入っている。

・大国ロシアも入っている。

・アフリカは、南アフリカと島国のカーボベルデだけ。

・アジアは、なし ?

「7月20日からスイスへの入国制限措置が解除される第三国のリスト」がある。

リストにない第三国からスイスへの入国は、引き続き入国制限措置が適用される。

「第三国からスイスへの入国」は、次の記事をご覧いただきたい。

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7月23日の時点では、日本は「7月20日からスイスへの入国制限措置が解除される第三国のリスト」に入っていて、スイスが指定する「感染リスクの高い国および地域」のリストに入ってない !
つまり、日本からスイスへ入国でき、検疫措置(10日間の自己隔離)なしで生活・旅行できる。

720日以降、日本からスイスに入国した方はいるの?

7月20日以降、日本からスイスに入国した方はいるの?

使用の画像 :  Pexels

日本からも、7月20日のスイスへの入国制限措置が解除後の2日後、7月22日に、スイスへ無事に入国され、検疫措置(10日間の自己隔離)なしで活動されている方もいる。

しかし、チョットしたハプニングも。7月20日から日本〜スイスへの入国制限措置が解除と公式発表が7月16日に出ていたにも関わらず、オンラインチェックインのときに航空会社からビザの確認があったそうだ。

7月20日から日本〜スイスの入国は通常通り。だからスイス入国にビザは必要ではない。エミレーツ航空がアップデートしてなかった模様だ。

コロナ禍に旅行ができるのは嬉しいが、事務手続きに時間がかかったり、予測がつかない事もある。

詳しい情報は、日本からチューリッヒへの旅程を綴った Anna さんの記事をご覧いただきたい。

スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先

スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先

使用の画像 :  Pexels

スイス連邦内務省保健庁発表のリンク・在スイス日本国大使館・在ジュネーブ領事事務所の連絡先をご紹介する。

在スイス日本国大使館 領事班

電話:031 300 2222

Fax :031 300 2256

メール:consularsection@br.mofa.go.jp

ホームページ:https://www.ch.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

在ジュネーブ領事事務所

(ジュネーブ州、ヴォー州、ヴァレー州およびティチーノ州にお住まいの方)

電話:022 716 9900

Fax :022 716 9901

メール:consulate@br.mofa.go.jp

ホームページ:https://www.geneve.ch.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

「#quarantaine(隔離)は、感染の連鎖を遮断するのに非常に役立ちます。」

まとめ

スイスの入国情報【2020年7月23日から】特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置の改定

使用の画像 :  Pexels

本記事では、下記の順序で『7月23日から実施の特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置の改定』のポイントや、7月20日以降に日本からスイスに入国された方の例をご紹介した。

723日から実施の特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置の改定と、対象となる国および地域のリスト

・「感染リスクの高い国および地域」のリストを見て気がついた事

720日以降、日本からスイスに入国した方はいるの?

・スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先

7月23日現在は、日本からスイスへ入国でき、検疫措置(10日間の自己隔離)なしで生活・旅行できるものの、日本の感染拡大の状況によっては、スイスでの入国措置・検疫措置が変わってしまうかも知れない。

新型コロナウイルスの状況・対策のニュースや情報は、キャッチしておいた方がいい。

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