結婚しなきゃダメ?「結婚」に疑問・不安を感じる時に、今すぐ取り掛かった方がいい3つの事【2020年版】

みなさんは、次のような疑問や不安を持ったことがないだろうか?

・ひとつ屋根の下で誰かと平和に生きていける気がしない。

・親が離婚しているから、幸せな「結婚生活」がイメージ出来ない。

・自分の生い立ちを考えると、「結婚」するのが一番いいとは思えない。

・今までの恋愛パターンを考えると、結婚しても長続きせずに離婚するんじゃないか?

しかも女性の場合、同時に次の疑問や不安も沸き起こる事もある。

・子供を産まないと後悔するのか?

・今まで我慢をし肩身が狭い思いをしてきたから、ずっと自由になりたいと思っていたのに、「結婚」?

・「妻」という名の家政婦として扱われた日には、発狂して長い旅に出てしまいそう。

「でも、1人はイヤ。「彼」は欲しい。」

そんな声が聞こえてきそうだ。

女性に限らず、「結婚」に疑問を持ったり躊躇する男性は多い。

「結婚」について疑問を持つ方の中には、20代のうちから、「独身」で人生を過ごしたら、どんな「老後」を過ごすのか頭を悩ます方もいる。反対に「1人の方が気楽でいい」と考える方もいる。

しかし私個人の意見では、「独身」でいることやパートナーがいないことに、寂しさや漠然とした不安を感じるのは人間として当然のことだ。

「独身」= 「孤独」ではないが、場合によっては「孤独」になりやすい。

「孤独」について、専門家の研究や意見を知るのは大切だ。

旭川医科大学医学科健康科学講座・杉岡良彦(医師・医学博士)の『孤独に関する医学的研究と人間の孤独性』によると、杉岡氏は、論文の中で次のように述べている。

孤独に関する科学研究は、孤独が疾患のリスクファクターであることを明らかにするが、一方 で、そもそも人間とは何かという哲学的な問いを提起する。

本記事では、現在、次の状況にある方が、今するべき事を提案してみる。

・「結婚」に疑問を持たれている方

・「結婚」「パートナーシップ」に漠然とした不安がある方

・「結婚」はしたいけど、「離婚」したくない方

・「結婚」はしたくないけど、「お付き合い」の相手が欲しい方

・「自由」が欲しいけど、全くの「独身」は嫌な方

本記事を読めば、「結婚」「パートナーシップ」について疑問や不安がある時にした方がいい事がわかり、より良い人生を作る事ができる。

私はヨーロッパで生活し始めて20年弱。フランスとスイスで学生生活を送り、数年前に今のパートナーと出会った。

私自身は20代から30代半ばにかけて、「結婚」「パートナーシップ」に憧れを持ちつつも、「お付き合い」した人には疑問・不安を持っていた。そして「お付き合い」「破局」を繰り返していて、不安定な精神状態の時期もあった。

とは言え、フランス人の仲の良い同性の友達と、私生活の悩みなど相談しあって、心の平安を得ていた。

いろんな「パートナーシップ」があるのを知っていると、直接的にではないが、知識が役立つ事がある。

幅広い知識があり、思い込み・先入観・偏見が少なければ、自分にとってより良い選択ができるようになるからだ。

「結婚」「パートナーシップ」に疑問や不安がある時にするべき事とは、次の3つだ。

・自立する。

・生活・人生に必要な知識・能力をつける。

・「結婚」「パートナーシップ」を巡り、様々なケースがあるのを知る。

本記事では、次の順序で、「結婚」「パートナーシップ」について疑問や不安がある時どうしたらいいか、私が見聞きした話・私の体験談を交えて解決法をご紹介・解説する。

・「結婚」してもしなくてもやっておいた方がいい重要な事とは?

・「結婚」はしたくないけど、「彼」は欲しかったフランス人の友達の今【必見】

「結婚」「パートナーシップ」を巡り、疑問・不安・否定的感情がある方に、本記事を参考にしていただき、より良い人生を築いていただければ嬉しい。

「結婚」してもしなくてもやっておいた方がいい重要な事とは?

「結婚」してもしなくてもやっておいた方がいい重要な事とは?

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「結婚」してもしなくてもやっておいた方がいい重要な事とは、次の通りだ。

1人」でも「2人」でも生きていけるようにする。でも完璧じゃなくていい。

もうチョット具体的に言うと、次の2つが挙げられる。

・自立する。

生活・人生に必要な知識・能力をつける。

この2つは、「国際結婚」を反対する親の本音と経験してわかったするべき2つの事【幸せな結婚を応援 ! の記事でご紹介・解説したので、そちらをご覧になっていただきたい。

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現在「出会い」を探されている方は、必死に良さそうな人をネットで探す事もだけど、前述の2つに注力した方が、長い目で見て良い結果が得られる。

「「自立する」だの「生活・人生に必要な知識・能力をつける」だの、まどろっこしい事なんてやってられない」と思う方は、次の2つを読んでいただきたい。

自立したら、どんなメリットがあるの?

自立したら、どんなメリットがあるの?

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精神的・経済的に自立したら、あるいは、しようとしたら、次のメリットがある。

・自分を守れる。

・自分にピッタリの人が見つかったら、より豊かな暮らしができる。

具体的にどんなメリットがあるのか、順に解説する。

自分を守れる

自分を守れる

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次のような場合、精神的・経済的に自立していたら、自分の身を守り、より良い人生を過ごせる可能性が上がる。

・結婚相手・パートナーがモラハラ(モラルハラスメント)やDV(家庭内暴力)をしてきて、精神的・肉体的に打撃を受けてしまう場合、精神的・物理的に距離を置いて自分の身を守る事ができる。

ただし、このような状況にある方は、自分を責める必要は全くない。相手が悪いんだし、何が起こるか予測は全部つかないし、対策はしきれないからだ。

・「離婚」・「別れ」などのツライ事があっても、精神的・経済的に自立していたら、すぐにではなくても乗り越えられやすい。

・「結婚」したり、「パートナーシップ」を取らなくても、精神的・経済的に自立していたら、より充実した人生を過ごす事ができる。

・精神的・経済的に自立していたら、様々なリスクを減らす事ができ、より自由に行動できる。

自分にピッタリの人が見つかったら、より豊かな暮らしができる

自分にピッタリの人が見つかったら、より豊かな暮らしができる

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自分にピッタリの人と結婚したりパートナーシップを取ったりしながら、精神的・経済的に自立していたら、次のような事ができる。

・物質的により豊かな暮らしができる。

・「1人」ではできない体験ができ、パートナーと様々な事をシェアできる。

・万が一、カップルの片方の収入が減ってしまう状況が生じても、解決しやすい。

次にご紹介する「生活・人生に必要な知識・能力をつける」事も重要だ。

「生活・人生に必要な知識・能力」をつけたら、どんなメリットがあるの?

「生活・人生に必要な知識・能力」をつけたら、どんなメリットがあるの?

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「生活・人生に必要な知識・能力」をつけたら、次のメリットがある。

・病気の予防や健康を維持しやすい。

・生活・人生の質が上がり、より楽しめる。

具体的にどんなメリットがあるのか、順に解説する。

 病気の予防や健康を維持しやすい

 病気の予防や健康を維持しやすい

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「結婚」してもしなくても、パートナーがいてもいなくても、健康・衛生・性感染症の知識と予防は大切だ。

それに、自分で健康で元気でいられる食事が作れる事も大切だ。経済的に豊かで、食事を全部、外食・宅配(デリバリー)・家事のヘルパーさんに外注していても、社会や自分の状況が変わり、食事の外注ができなくなる事もある。

生活・人生の質が上がり、より楽しめる

生活・人生の質が上がり、より楽しめる

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片付け・掃除をし、勉強・仕事に集中できたり、リラックスできる気持ちの良い空間を作れる事も大切だ。

片付け・掃除も外注する事もできるが、自分でできる方がよりリスクを減らせる。外注できなくなったら、まともな生活ができないと言う事態は避けたい。

歴史・文化・芸術・科学・お金の知識をつけたり、政治の動向やニュースをキャッチしたりして、安全で適切な言動ができる事も大事だ。

ただし、次のような事態は避けたい。

お付き合いする人と素敵なレストランで、ワインのウンチクを傾け、歴史・文化・芸術・科学・経済・政治など興味深い話をした後、自分のフラットやアパートに恋人と一緒に帰ってきたら、家の中がゴチャゴチャ、ホコリが溜まっていると言う事態。

私の知り合いの素敵な奥さんがいる男性は、初めて奥さんを自分の家に連れてきた時、「片付け・掃除」ができているのを評価されたそうだ。

お付き合いする人の家にお邪魔する時に、トイレの便座の裏が綺麗かチェックしたり、棚に指を滑らしホコリがないかチェックする必要はない。しかし、男性も女性も「片付け・掃除」がキチンとできた方がいい。健康や生活の質につながる事だから。

それでは、「「結婚」はしたくないけど、「彼」は欲しかったフランス人の女性の友達」の話をご紹介する。

「結婚」はしたくないけど、「彼」は欲しかったフランス人の友達の今【必見】

「結婚」はしたくないけど、「彼」は欲しかったフランス人の友達の今【必見】

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私が20代後半、スイスで学生生活を送っていた時、「「結婚」は絶対したくない」と言っているフランス人の友達がいた。

彼女が「結婚」したくない理由は、次の通りだった。

・両親が「離婚」していて、彼らの「結婚生活」が全く幸せに見えなかったから。

・フランスは「離婚」するのにお金とエネルギーがかかるから。

彼女は「結婚」したくないとは言え、「彼」は欲しがっていた。

ヨーロッパでは、日本よりも「出会い系サイト」で出会う人が意外に多い。

プログラミングを勉強していた事もあった彼女は、パソコンの前にいる時間が長く、情報リテラシーも高かった。彼女も例外なく「出会い系サイト」で男性とメッセージを交換したりしていた。

私が彼女と毎日のように電話やメールでオシャベリしていた時期は、彼女が「出会い系サイト」で出会った男性と恋愛がうまくいかずチョット落ち込んでいた時でもあった。

彼女は男性不信気味だけど、「彼」が欲しいと言う状態だった。男性不信気味というのは、彼女が小さい時に、父親の不倫の末、両親が離婚した経緯があるからだ。

次の順に、「「結婚」はしたくないけど、「彼」は欲しかったフランス人の女性の友達」の話を私の経験もはさんでご紹介する。

・なぜ「出会い系サイト」で出会った2人の男性とはうまくいかなったのか?

・父親の「不倫」と両親の「離婚」で精神的苦痛に悩んだ子供時代

・「出会い系サイト」で出会った3人目の彼

なぜ「出会い系サイト」で出会った2人の男性とはうまくいかなったのか?

なぜ「出会い系サイト」で出会った2人の男性とはうまくいかなったのか?

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なぜ「出会い系サイト」で出会った2人の男性とはうまくいかなったのか、彼女の話を総合すると次のような理由が浮かび上がる。

1人はアルコールを飲む量がコントロールできなくしょっちゅう問題を起こしていて、「アルコール依存症」だった。

・もう1人は、精神のバランスが取れていなくて、生活がすさんでいた。

共通するのは、次の2つの点だ。

・出会った時は魅力的な男性だった。

・付き合っていくうちに問題が見えてきて、一緒に住んだり人生をシェアすることができない事がわかった。もしくは男性側がしたがらなかった。

次の順に「お付き合い」がうまくいかなかった理由・問題点についてお伝えする。

・「アルコール依存症」の疾患を持った人とのお付き合い*私の経験

・経済的不安・人生に対する不安から、生活がすさんでしまっている人とのお付き合い

「アルコール依存症」の疾患を持った人とのお付き合い*私の経験

「アルコール依存症」の疾患を持った人とのお付き合い*私の経験

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私は彼女がお付き合いしていた「アルコール依存症」を患った彼には、直接会っていないので、細かい事は書けない。代わりに私の体験を中心にお伝えする。

「アルコール依存症」の男性と言うと、50代~60代の男性を想像する方もいるだろう。しかし、20代~30代にも「アルコール依存症」に苦しむ人はいる。彼女がお付き合いした「アルコール依存症」の彼も20代半ばだった。

そして実際、私も「アルコール依存症」の男性と付き合った事がある。私がお付き合いした「アルコール依存症」の男性は、私より年下で、まだ20代前半だった。

「アルコールなんて誰でも飲むし、「アルコール依存症」の何が問題なの?」と思う方もいるだろう。

私も「アルコール依存症」について全然知識がなかった。お付き合いし出して最初の数週間は、レストランに食事に行ったり楽しく過ごした。

ところが、少しずつおかしいなと思う事が増えていった。一緒に会う時は必ずアルコールを飲み、アルコールの量が多く、気分の移り変わりが激しく、彼が会う人の多くが「アルコール依存症」と言う事に気がついた。

彼はお母さんとお姉さんと一緒に住んでいて、夕飯に呼んでもらった事もある。表面は和気あいあいとしていたが、ドーンとした陰鬱な空気があった。

付き合っていくうちに、彼はポツリポツリと家族の話をした。

祖父・父・彼自身の3代に渡って「アルコール依存症」を患っている事、両親は彼が7歳の時に離婚して、お母さんは仕事をしているものの経済的不安がある事、お父さんの所にはたまに会いに行くけどお父さんには新しい彼女がいるらしい事、など。

彼はカウンセラーのセラピーを受けていて、表面的には家族も友達もいて人に好かれる陽気な性格だったが、他人には見えない所では苦しそうだった。彼は両親がいるにも関わらず、必要な時期に愛情を受けて育つ事ができなかった悲しみや不満を私にブチまけた。自分以外の家族の苦しみまで深く感じているのに、表面上は陽気でおどけてみたりギャップが激しかった。

お付き合いの最後の方は、私は不安ばかりで気がおかしくなりそうだった。

傷ついている人は「他人も傷つくのが当然」と思っている人が多い。

彼も例外ではなく、別れた時、私は精神的に打撃を受けていて、リカバリーの期間が必要だった。彼と知り合うキッカケを作ってくれた親しい友達の番号はブロックしたが、あまり細かい記憶がない。

彼と出会った当初は、自分が強い精神的打撃を受ける事は想像できていなかった。スイス人の同性の友人を通して知り合い、気を許していて、最初の数週間で彼の人間性を見抜けなかった。経験や知識がなかったのも彼の人間性を見抜けなかった理由の1つだ。

今こうして書いてると、「イヤーな過去」ではあるけど、少し冷静に考えられるようになっている自分がいる。自分が傷ついても、他人を傷つける事なく、いい人間関係を築き「パートナーシップ」を持てる事がわかったからかもしれない。自分が成長したと言うより、気づかせてくれた現在のパートナーのお陰だ。

ここまで私の経験をお伝えしたが、前述の「「結婚」はしたくないけど、「彼」は欲しかったフランス人の女性の友達」も状況は似ていた。

彼女が「出会い系サイト」で出会った1人目の男性は、尋常じゃない量のアルコールを摂取して、しょっちゅう問題を起こしていた。彼女には魅力的で優しい男性だったらしく、彼と人生をシェアできないのを悟った彼女はかなり落ち込んでいた。

とは言え、それからしばらくして彼女は、「出会い系サイト」で、もう1人別の男性に出会った。

経済的不安・人生に対する不安から、生活がすさんでしまっている人とのお付き合い

経済的不安・人生に対する不安から、生活が荒んでしまっている人とのお付き合い

使用の画像 :  Pexels より

彼女が「出会い系サイト」で出会った2人目の男性は、学位をいくつも持っているのに仕事がうまくいっていなかった。

私が彼女と彼のアパートをクリスマス前に挨拶がてら数分訪れた時は、タバコの吸い殻でいっぱいになった灰皿がいくつも散乱していた。なのにも関わらず、わざわざパン・オ・ショコラを買って待ってくれていたり、チグハグな印象を受けた。

誰にでも勉強や仕事がうまくいかず、経済的不安・人生に対する不安を抱えることはある。しかし、物がゴチャゴチャでホコリが溜まったアパートに住む必要はない。

経済的不安・人生に対する不安を抱えていても、物を整理し、掃除する事は大切だ。

物を整理し掃除すると、頭も少しスッキリするし、やらなくちゃいけない事も自然とハッキリしてくる。

気分もリラックスするし、やる気も起きる。

そして良い事も起きる。

次に、「「結婚」はしたくないけど、「彼」は欲しかったフランス人の女性の友達」の子供時代の話をご紹介する。

父親の「不倫」と両親の「離婚」で精神的苦痛に悩んだ子供時代

父親の不倫と両親の離婚で精神的苦痛に悩んだ子供時代

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彼女は、私がお付き合いした「アルコール依存症」を患っていた彼と全く同じではないけれど、父親の「不倫」と両親の「離婚」で、子供の時、精神的苦痛に悩んだ。しかし、タバコやアルコールに依存する事なく10代~20代を過ごし、いくつか学位を取りながら、パートナーを探す20代後半を過ごしていた。

子供の時、精神的苦痛に悩む事は、意外に多くの人が経験している。

心理的な苦痛に対して、「他人を傷つける事で精神のバランスを取ろうとする人」と、「苦痛を感じならも他人を傷つける事なく、いい人間関係を築く人」の違いは、何なんだろうか?

次の順に、ご紹介・解説する。

・父親の「不倫」と母親の「怒り・悲しみ」に満ちた子供時代

・苦痛を感じならも他人を傷つける事なく、いい人間関係を築く鍵とは?

父親の「不倫」と母親の「怒り・悲しみ」に満ちた子供時代

父親の不倫と母親の怒り・悲しみに満ちた子供時代

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父親の「不倫」は、どの子供もショックを受ける。だが彼女の場合は、第3者の私ですらショックを受けてしまった。

父親の「不倫相手」は、彼女の「代母」だったからである。「代母」「代父」とは、カトリックの洗礼を受ける時に、「神に対する契約の証人となる役割の者」のことで、言わば「擬似的な親」だ。

つまり、彼女が生まれる前後からの家族ぐるみの付き合いの中で発生した不倫だった。彼女の「代母」に当たる女性は、彼女の実の母親より10歳以上若く、彼女の父親と同じ職場で働いていた。

「代母」は、子供の誕生日などの人生の節目を祝ったりする。なので、彼女の両親は「代母」を家に招いて一緒に食事をしたりしたそうだ。

次第に父親と「代母」の「不倫」が発覚し、両親は別居。そして、父親は今までの職場を離れ、「代母」と共に事業を始めた。父親は、その新しい事業がうまくいったので、彼女の母親とは離婚し、「不倫相手」だった「代母」と結婚してしまった。

両親の離婚後、彼女は主に母親に育てられた。彼女は、「母親の怒り・悲しみを感じながら育った。」と私に語った。

次に、彼女のケースを元に、「苦痛を感じならも他人を傷つける事なくいい関係を築く鍵」についてお伝えする。

苦痛を感じならも他人を傷つける事なく、いい人間関係を築く鍵とは?

苦痛を感じならも他人を傷つける事なく、いい人間関係を築く鍵とは?

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苦痛を感じならも他人を傷つける事なく、いい人間関係を築く鍵とは、次の通りだ。

・経済的な自立

・精神的な自立

・生活・人生に必要な知識・能力

不幸中の幸いで、次にあげる通り、彼女は割と経済的に豊かな環境で育った。

・両親の別居・離婚後、父親と「代母」の事業がうまくいき、彼女も金銭的に恩恵を受けた。

・住居についても、彼女は、20歳前後から祖父母から譲り受けた大きいアパートに1人で住んでいた。

そして、彼女の実の母親も仕事をしていて、どちらかと言うと経済的に安定していた。

経済的に安定して、離婚後の母と子がお金のことにストレスを溜めないでいられるのは、本当にラッキーだ。

でもそれだけではない。彼女の母親は、彼女の私生活やお付き合いする相手に口を突っ込まなかった。娘に無関心な母親というわけではなく、彼女の母親は、彼女を1人の人間として認識してリスペクトして接していた。

とても精神的に辛い時期を過ごしたとは言え、経済的にも精神的にも自立したお母さんだった。

私も何度か彼女のお母さんの家に招かれてお邪魔した。彼女のお母さんは、娘の友達である私を何時間でもいたいぐらい快適で気持ちの良いアパートで3匹の猫と迎えてくれた。

毎回、美味しいフランスの家庭料理を振舞ってくれて、私と彼女と彼女のお母さんと3人で何時間もオシャベリして過ごした。まだ食後のエスプレッソの香りが残る中、お母さんが台所のシンクの中も1滴残らず拭き上げていたのを思い出す。

彼女の母親が、経済的にも精神的にも自立していて、生活・人生に必要な知識・能力も持ち合わせている人だったおかげもあるのか、彼女自身もハチャメチャに見える割に母親と同じ方向性で20代・30代前半を過ごした。

彼女は、いくつかの違う分野を専門的に勉強したり、たくさんは稼げなくても仕事をしたりしていた。

そうこうしているうちに、彼女は「出会い系サイト」で3人目の彼に出会った。

「出会い系サイト」で出会った3人目の彼

「出会い系サイト」で出会った3人目の彼

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最初に「3人目の彼」の話を彼女から聞いたのは電話でだった。彼女は、何人かの男性とサイトで知り合いチャットをしていたが、「そのうちの1人と映画を見に行くかも」という事だった。

それからしばらくして、「「彼」がウソをついた」と激オコで彼女から電話がかかってきた。

数週間後、「自分のアパートに彼と一緒に住み始める」と彼女から電話がかかってきたので、私は次のようにアドバイスした。

彼女のアパートに、「彼」と一緒に住むに当たって、「彼」にはタダではなく家賃を徴収する。

彼女の答えは、「もう、それは考えている。それに、ウソをついたら値上げする。」というものだった。

彼女が1人で住んでいたアパートは、5部屋以上のかなり大きいアパートだった。祖父母のを譲り受け、アパートの持ち主は彼女で、彼女自身は誰かに家賃を払う必要はなかった。

私は彼女がすごく親切な人だという事を知っているので、「新しい彼」に利用されたりしてはイヤなので、前述のようにアドバイスしたのだ。

その後、クリスマス休暇に例年通り泊まりがけで遊びに来ないかと彼女が誘ってくれたので、「新しい彼」がどんな人なのかと思いつつも、スーツケースに服やプレゼントを詰め込み、彼女の住む街に行く列車に飛び乗った。

駅に着くと、彼女は「彼」と車で迎えにきてくれた。私が泊まる部屋は、キレイに掃除され客用のベッドが入っていたが、「彼」が掃除・セッティングしてくれたとのことだった。

24日の夜と25日の昼は、彼女と「彼」はお互い自分の家族と過ごし、私は彼女の家族と祝って過ごした。

24日の夜は、彼女のお母さん方の家族・親戚と。25日の昼は、彼女のお父さん方の家族・親戚と。

25日の夜、「彼」は彼女と一緒に住むアパートに帰ってきて、私と彼女と3人で残り物のフォワ・グラを食べたり、彼女のいとこもよんで、深夜までポーカーをやったりして過ごした。

私は、1年に何回か彼女の家に遊びに行ったりしたが、「彼」とはうまく行っているようだった。

「彼」は、学校関係の仕事をしていたが、もうチョット給料をアップさせたいので、正式に教員になるための試験を受ける勉強を始めたらしかった。彼女も一緒に試験を受けることにしたらしく、2人の勉強部屋には本が広がっていた。

それから数ヶ月後、試験がうまく行ったと連絡が来た。

そして更に、「妊娠した ! 」とメールが来た。

私も、現在のパートナーと生活を始めたりで、彼女と私はメールでたまにやりとりするくらいになってしまった。

「「結婚」はしたくないけど、「彼」は欲しかったフランス人の友達」は、素敵な男性と可愛い子供に恵まれて幸せそうだ。

数年前まで日本では、オンラインでの「出会い」はあまり多くなかったが、私が直接知っている人たちにも、ヨーロッパでは10年くらい前からオンラインで出会い、「結婚」したり「ライフパートナー」を見つける人もいる。

「「結婚」はしたくないけど、「彼」は欲しかったフランス人の友達」のように。

次のご紹介の記事は、「出会い」を探している方向け。

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まとめ

結婚しなきゃダメ?「結婚」に疑問・不安を感じる時に、今すぐ取り掛かった方がいい3つの事

使用の画像 :  Pexels より

両親や自分自身が「離婚」や「別れ」を経験したり、精神的苦痛に悩んだりしても、その後、「幸せな人生」を作ることは可能である。

そのためには、「「結婚」「パートナーシップ」が疑問や不安な時にするべき事」を完璧でなくていいから、実践する事をオススメする。

「結婚」「パートナーシップ」が疑問や不安がある時にするべき事とは、次の3つとお伝えした。

・自立する。

・生活・人生に必要な知識・能力をつける。

・「結婚」「パートナーシップ」を巡り、様々なケースがあるのを知る。

「良い出会い」が欲しい方の大半は、以上の3つをやりきらないうちに、素敵なパートナーに出会う事だろう。「出会い」を求めていない方も充実した人生を過ごせるだろう。

本記事では、次の順序で、「結婚」「パートナーシップ」について疑問や不安がある時どうしたらいいか、私が見聞きした話・私の体験談を交えて解決法をご紹介・解説した。

・「結婚」してもしなくてもやっておくべき重要な事とは?

・「結婚」はしたくないけど、「彼」は欲しかったフランス人の友達の今【必見】

「結婚」「パートナーシップ」を巡り、疑問・不安・否定的感情がある方に、本記事を参考にしていただき、より良い人生を築いていただければ嬉しい。

次の記事は、「どんな人と結婚したりパートナーになったりしたらいいか」と言う疑問に答える形で書いた。

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