ロックダウン中、ジュネーブの人はどんな生活をしていたの?【2020年3月・4月の在住者レポート】

新型コロナウイルスの第1波のロックダウンの間、商店・レストランなど閉まり、普段オフィスで働く人もリモートワークで自宅から仕事をした。

スイス・ジュネーブでも同じだ。

しかしロックダウンの間、レストラン業でも閉店せず、仕事をしていた人もいる。

リモートワークが多くなる中、リアルの現場で仕事をされていた方もいる。

本記事では、次の順に、ジュネーブ在住の方の情報発信・インタビュー・私の視点を通して、「ロックダウン中の生活」をご紹介する。

・ジュネーブでは、ロックダウンの間レストラン業でも閉店せず、仕事をしていた人も !?

・ロックダウン中は、通常より忙しくなった「スイスの学生生活」!?

・通常通りののんびりとしたジュネーブのスーパーで、1人で血相を変えて備蓄用の食料品・日常品を購入 !

ジュネーブでは、ロックダウンの間レストラン業でも閉店せず、仕事をしていた人も !?

ジュネーブを拠点にレストラン経営・情報発信をされている Kiyoshi さんをご紹介する。Kiyoshi さんは、ジュネーブでレストラン Moshimoshi を経営されている。

ロックダウンの影響で、多くのレストラン・バーが経営不振・経営破綻を懸念した中、Kiyoshi さんは新しい店舗の準備をされていたようだ。

ロックダウン中は、通常より忙しくなった「スイスの学生生活」!?

ロックダウン中は、通常より忙しくなった「スイスの学生生活」!?

使用の画像 : Pexels

ロックダウンの最中、リモートワークが多くなる中、リアルの現場でお仕事をされる方もいる。

私がお話を聞いた Thomas さんは、ジュネーブに住む学生。

ジュネーブで「学生」と「企業での研修」の両立をしている。

分野によるが、スイスでは、学校で授業を取りながら企業で「研修」という形で働き、学んでいく事が多い。

Thomas さんが学校で勉強している分野は、自動車工学だ。研修先は、自動車を整備する会社だそうだ。

スイスでロックダウンが始まった後、学校の授業は、1週間に1日オンラインであった。

Thomas さんは、週に1度のオンライン授業に加え、残りの4日は、自動車を整備する会社の研修生として仕事をしていたそうだ。

それだけ聞くと、理論を学校で学び実際に現場でお給料をもらいながら研修できるのは理想だが、現実はなかなか大変そうだ。

コロナ禍以前は、学校の授業は週に1日で、提出課題のために必要な時間は週に1、2時間だけだった。

しかし、ロックダウンでオンライン授業に切り替わり、課題がドッと増えた。毎日の仕事の後も、週末も、課題で追われることになってしまった。

週に4日の研修は、朝7時半から18時まで。週に4日は、自動車を整備する会社での労働時間は、9時間近くだった。

仕事と課題とオンライン授業で、毎日あっという間に時間が過ぎたそうだ。

ロックダウンの期間、自宅で手持ち無沙汰になる人が多い一方、コロナ禍以前より忙しくなる人もいる。

仕事・休息・余暇の時間のバランスは大事だと感じた。

仕事が増えるのは喜ばしい事だが、休息がシッカリ取れないと辛い。

休息・余暇の時間は、誰にも必要だ。

次は、私が血相を変えて、備蓄用の食料品・日常品をスーパーで購入した話をご紹介。

通常通りののんびりとしたジュネーブのスーパーで、1人で血相を変えて備蓄用の食料品・日常品を購入 !

通常通りののんびりとしたジュネーブのスーパーで、1人で血相を変えて備蓄用の食料品・日常品を購入 !

使用の画像 : RiyoBlog

私が1人で血相を変えてスーパーで備蓄用の食料品・日常品を購入した時、店内は通常通りで人も少なくのんびりとしていた。

スイス政府の発表によると、スイスで初めて新型コロナウイルス(COVID19)の感染が確認されたのは、2月25日。北イタリアと隣接するティチーノ州であった。

それから数日後ジュネーブでも感染が確認された。

私は、次のリスクを考え、3月のはじめに食料品・日常品などの備蓄を慌ててした。

・都市封鎖(ロックダウン)

・社会的混乱

・自分が感染した場合

コロナ禍まで、私は出来るだけモノを買いすぎないようにしていて、食料品は3~4日分程度しか家になかった。

しかし、それまでの中国・イタリアの経緯を見る限り、「ロックダウン」と社会的混乱を予想。

ジュネーブで感染が確認された直後、私はスーパーで大慌てで爆買い。

大型スーパーは、人も少なくのんびりしていて、商品がギッシリ並んでいた。パートナーに、「爆買いするのはキチガイ沙汰だ」と言われる始末。

ところが数日後、スーパーに行ったら、売り場によっては、空になった商品棚があったり、商品が見つからなくて右往左往する人でいっぱいだった。

通常通りののんびりとしたジュネーブのスーパーで、1人で血相を変えて備蓄用の食料品・日常品を購入 !

使用の画像 : RiyoBlog

ご紹介の写真は、3月14日のジュネーブのスーパーの空になった商品棚だ。普段、空になった商品棚は見かけない。

世界中で、同じような混乱が起きた。

スイスでは、3月16日の「緊急事態宣言」の発令前後ぐらいから、社会的混乱が見られた。

品薄の商品が、トイレットペーパー、アルコール消毒液、掃除用手袋、マスク、掃除用品、ハンドソープ、パスタ、野菜と目まぐるしく変わり、4月27日には「スイスに漂白剤の在庫がない」というニュースを聞いた。

通常通りののんびりとしたジュネーブのスーパーで、1人で血相を変えて備蓄用の食料品・日常品を購入 !

使用の画像 : RiyoBlog

ご紹介の写真は、3月17日のジュネーブのスーパーだ。午前中に買い物に行っても、商品棚は、ガラ空き。

こんな事は、人生初めてだ。

とは言えスーパーや薬局を見ていると、品薄だった商品は、1ヶ月後ほとんどの物が商品棚に戻ってきていたり、購入できたりした。マスクしかり、アルコール消毒液しかり。

通常通りののんびりとしたジュネーブのスーパーで、1人で血相を変えて備蓄用の食料品・日常品を購入 !

使用の画像 : RiyoBlog

ジュネーブでもスーパーから小麦粉が姿を消したが、数日~数週間で商品棚に入るようになった。

新型コロナウイルス第1波で私が学んだ事は、次の通りだ。

・常軌を逸した「爆買い」や「買い溜め」は良くないが、日頃から2週間分くらいの備蓄はしておいた方がいい。

・衛生に関しては、「手を洗っていない人」がいる事も考慮して、ヨーロッパで旅行・生活をした方がいい。

・マスクやメガネ(サングラス)は、常備しておいた方がいい。

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まとめ

ロックダウン中、ジュネーブの人はどんな生活をしていたの?【2020年3月・4月の在住者レポート】

使用の画像 : Pexels

本記事では、下記の順に、ジュネーブ在住の方の情報発信・インタビュー・私の視点を通して、「ロックダウン中の生活」をご紹介した。

・ロックダウンの間、レストラン業でも閉店せず、仕事をしていた人も !?

・ロックダウン中は、通常より忙しくなった「学生生活」!?

・スイスに住む私の意見【新型コロナウイルス (COVID19) の対策】

日本では、「ウィズコロナ」とコロナ禍の様々な日常・社会的問題が報道されるが、いろいろな国・地域の実際の様子を知っておくのも大切だ。

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