Les anglophones représentent 11% de la population résidente,…
数字は、2012年~2016年の統計なので、2021年の今、ジュネーブの4人に1人は「完璧なバイリンガル」と言える。
俗に言う「国際結婚」「国際恋愛」と言う言葉は、国際都市ジュネーブでは聞くことがない。別の言い方をすると、「国際結婚」のフランス語のうまい訳語が思いつかない。 « Mariage mixte » « Mariage binationa[…]
バイリンガルや3カ国語以上の言語を運用できる人たちは、言葉を勉強するのが好きな人たちが多い。日本語を勉強する人もいる。
この記事の対象は、次の通りだ。
・日本語を教えられている方
・日本語と外国語のタンデム・交換授業をされている方
・日本語を話せるようになりたいパートナーや家族をお持ちの方
・外国語を勉強されていて日常会話ができるようになりたい方
外国語を勉強したり教えていると、次のような悩みや疑問を持つことがある。
・日本語を教えているが、学習者がなかなか話せるようにならない。
・英語など外国語を勉強しているが、日常会話が上達しない。しかも、あまり外国語を話す機会がない。
ヨーロッパ言語がネイティブの方が日本語を勉強しても、「日本語ネイティブと話すと話せなくなる ! 」というケースは多い。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://riyoblog.com/two-tips-f[…]
話す事を目的にしないで、外国語を学ぶ事もある。
しかしジュネーブの人たちが日本語を学び始める時、多くの学習者は、次のように言う。
「日本が好き。日本語でコミュニケーションが取れるようになりたい。」
日本語を教えていると、学習者の「日本語を勉強し始めたキッカケ」を忘れてしまう事がある。ひらがな・カタカナを教え、ボキャブラリーをチェックし、文法を説明し、練習問題をこなすのに、時間もエネルギーもかかるからだ。
しかし、一般的な語学の教科書をやるだけでは、日本語ネイティブが話す「日常会話」はなかなかできるようにならないのが現実だ。
本記事を読めば、「ヨーロッパの人が日本語を趣味で勉強して、どのくらい話せるようになるか」と「ヨーロッパの人の言語習得の特徴」がわかる。
ここで、カンタンに自己紹介。
私は、日本で生まれ育ち、大学卒業後、フランスとスイスのフランス語圏で、学士号1つと、修士号2つを取得。だが、フランス語が話せなくて大変な思いもした。
フランス語ネイティブとフランス語で思う通りにコミュニケーションできなかった期間は、何と4年間 !
その苦労を生かしながら、日本語を教えている。日本語を教えるのは、今年で13年目。
「日本語ネイティブがヨーロッパ言語をすぐ話せるようにならない」一般的な理由は以下の通りだ。1. 学校でヨーロッパ言語を習っても、日本にいる限りヨーロッパ言語を使う環境が少ないから。2. 学校で習うヨーロッパ言語は「読み書[…]
3ヶ月の夏休みの後、「スイス在住の英仏バイリンガルが、9年、日本語を趣味で勉強した結果、日本語ネイティブとどのくらい話せるようになるか?」検証したら、次の印象を受け疑問が湧いた。
・日本語ネイティブの私とカンタンな意思疎通ができる !
・ジュネーブでは、どんなふうに学校で言葉を勉強するのか?
英仏バイリンガルの日本語の学習者が、「夏休み明けにどのくらい日本語が話せるか」検証するのには、インタビューを録音し、ポッドキャスト anchor.fm で配信した。
「ヨーロッパの人の言語習得の特徴」は、次の通りだ。
・家や社会で話す言語を学校で勉強し、バイリンガル・3カ国語以上使いこなせる言語を持つ人もいる。
・外国語・語学学習が好きな人が多い。趣味で日本語を勉強する場合は、緩く、楽しみながら勉強する人が多い。そこまでマジメにやらなくても、コツをつかむのがうまい。間違えながらも外国語を使ってみようとする。
バイリンガルが新たに外国語を勉強する時、かなり軽い考えで勉強し、あまりマジメにやっていないのに、話せるようになったり、コミュニケーションが取れるようになったりする。そこで、ポッドキャストで、ジュネーブ在住の英仏バイリンガルの学習者、ゾエ[…]
本記事では、次の順に、学習者にインタビューした時のポッドキャストとともに、「趣味で習っている外国語がどのぐらい話せるようになるのか」と「ジュネーブの語学学習の実情」をご紹介する。
・「スイス在住の英仏バイリンガルが、9年、日本語を趣味で勉強した結果、どのくらい話せるか?」検証してわかった3つのポイント
・ジュネーブの人の言語習得の3つの特徴とは?
・英仏バイリンガルのゾエさんに答えてもらった ! 「ジュネーブでは、どんなふうに学校で言葉を勉強するのか?」(インタビュー)
「スイス在住の英仏バイリンガルが、9年、日本語を趣味で勉強した結果、どのくらい話せるか?」検証してわかった3つのポイント
使用の画像 : RiyoBlog
「スイス在住の英仏バイリンガルが、9年、日本語を趣味で勉強した結果、どのくらい話せるか?」検証してわかったポイントは、次の3つだ。
・ボキャブラリーが日本語で出てこなくて、フランス語に置き換える事もあるが、日本語ネイティブの私とカンタンな意思疎通ができる。
・「です・ます」調で話しているが、相槌など「間投詞」を使い、ネイティブの会話に近く、私も話しやすかった。とは言え、「間投詞」がいつも同じモノになってしまっている。
・あいさつが、日本語ネイティブ同士のとはチョット違い、フランス語を話している時のような感覚になっている。
3ヶ月の夏休み明けに、日本語を趣味で勉強して9年目の学習者さんとポッドキャストで話してみた結果だ。学校の休みを挟みながら、1週間に1回、日本語のレッスンをして来た。
次の順に、「スイス在住の英仏バイリンガルが、9年、日本語を趣味で勉強した結果、どのくらい話せるか?」検証してわかった3つのポイントについて、解説する。
・ボキャブラリーが日本語で出てこなくて、フランス語に置き換える英仏バイリンガル !?
・教科書通り「です・ます」調で話しながらも、日本語ネイティブの私も話しやすかったワケは?
・日本語ネイティブ同士の会話とはチョット違い、フランス語を話している時みたいになる !?
ボキャブラリーが日本語で出てこなくて、フランス語に置き換える英仏バイリンガル !?
動画 : RiyoBlog / 国際都市ジュネーブから
文の構造は大体あっているのに、言いたい言葉がピンポイント的に出てこない場合、日本語の学習者ゾエさんは、次のようにフランス語で置き換えて言っている。
りよ : 今9月12日ですが、何をしていますか?
ゾエ : 仕事をChercher..
りよ : 仕事を探してる。
間違えても、言葉を忘れても、ある程度テンポよく話さなければ、会話が成り立たない。言葉に詰まり、沈黙が続くより、フランス語に置き換えてくれた方が、日本語の語彙をその場で教えられるので、指導する側にもいい。
とは言え、指導する側が、学習者が話す言語をある程度話せなければならないが…
教科書通り「です・ます」調で話しながらも、日本語ネイティブの私も話しやすかったワケは?
動画 : RiyoBlog / 国際都市ジュネーブから
ゾエさんは、相槌などに「間投詞」をリズム良く使えているからだ。
とは言え、ほぼいつも同じ「間投詞」を使っているので、もう少し「間投詞」のヴァリエーションがあったら、よりこなれて聞こえるようになる。
例えば、次のように、「そう」が多い。
りよ : おー、すごい、たくさん話しますね。
まず、じゃあ、ゾエさんがよく話す言葉は、フランス語と英語。それから、イタリア語も上手に話す?
ゾエ : はい。そうそう。
りよ : ペラペラ話す。
ゾエ : はい。
りよ : それから、ドイツ語とスペイン語も話します?
ゾエ : そうそう。少し。
りよ : それから、中国語と日本語も少し話します?
ゾエ : そうそう。少し。
日本語ネイティブなら、「そう」の他に、「はい」「ええ」「まあ」を使う人が多いはずだ。
とは言え、私も「なるほど」を連発していて、他の「間投詞」も使った方がキレイに聞こえるし、ゾエさんの言わんとしている事にもっと耳を傾け、より適切な「接続詞」や「間投詞」を使った方がいいと、反省。
日本語ネイティブ同士の会話とはチョット違い、フランス語を話している時みたいになる !?
動画 : RiyoBlog / 国際都市ジュネーブから
ゾエさんとのポッドキャストでは、例えば、「あいさつの仕方」だ。
りよ : こんにちは、ゾエさん。
ゾエ : こんにちは、りよさん。元気です !
りよ : 元気です。良かったです。
日本語では、インタビューで「こんにちは ! 」と言っても、「お元気ですか?」と続ける事はあまり多くない。
フランス語で話す時、「こんにちは ! 」と言ったら、ほぼ自動的に「お元気ですか?」または「元気?」と続ける。
私は、「こんにちは ! 」の後に、「お元気ですか?」と続けていないが、ゾエさんは、「元気です ! 」と答えている。
ジュネーブの語学学習の実情とは?
使用の画像 : RiyoBlog
ジュネーブで生まれ育った英仏バイリンガルのゾエさんに聞いた「ジュネーブの語学学習の実情」をまとめると、次のようになる。
・フランス語、英語、イタリア語、3カ国語話し、スペイン語、ドイツ語、日本語も少し話せる。
・今までに「学校で勉強した言葉」は、フランス語、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語。
ゾエさんの場合は、義務教育が終わってからも勉強し続け、学生生活が終わったばかりだ。
23歳のゾエさんの語学の勉強年数は、次の通りだ。
・フランス語(ジュネーブ州の公用語): 4歳~23歳まで
・英語 : 6歳~23歳まで(ジュネーブの公立小学校では、11、12歳ぐらいから勉強し始めるのが一般的。)
・ドイツ語(スイスの4つある公用語のうち、一番話される人口が多い): 7歳から(ジュネーブの公立小学校では、8、9歳ぐらいから勉強し始めるのが一般的。)
・フランス語・ドイツ語・英語の他、イタリア語やスペイン語など他のヨーロッパ言語も学ぶ人は多い。フランス語・ドイツ語・英語以外の言語は、学校や学科の選択の仕方で、勉強し始める年齢が違ったりする。
・中国語と日本語は、個人レッスンで勉強してきた。日本語は、9年前から、週に1回勉強している。「日本語のレッスン」は、両親からのクリスマスプレゼントだった。
ジュネーブの人の言語習得の3つの特徴とは?
使用の画像 : RiyoBlog
ジュネーブの人の言語習得の特徴は、次の通りだ。
1. 家や社会で話す言語を学校で勉強し、バイリンガル・3カ国語以上使いこなせる言語を持つ人が多い。
スイスという国自体に4つ公用語(ドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語)があり、数カ国語使いこなす人は珍しくない。とは言え、ジュネーブの「完璧なバイリンガル」は人口の23%。
読み書きが完璧にできなくても、「話せる言語」をいくつか持ってる人は、もっと多い。ソマリアなどアフリカ出身の人には、7、8カ国語話す人もいる。
言葉は、生活に密着していて、意思疎通・コミュニケーションの道具として捉えている人も多く、特に言語に精通した職業でなくても、数カ国語話せる人は多い。
2. 外国語・語学学習が好きな人が多い。新しく言葉を学ぶ事について、ハードルが低い。
日本語のように普段話す機会があまりなくても、日本に旅行に行ったり、日本文化に触れて興味を持ち、日本語を学び出す人は珍しくない。
コロナ禍でも、数年後に日本滞在を計画していて、日本語を勉強する人たちもいる。
3. 英語は、公立小学校では11、12歳ぐらいから勉強し、ドイツ語より始めるのが遅いが、ドイツ語より英語の方が得意な人が多い。
英仏バイリンガルのゾエさんに答えてもらった ! 「ジュネーブでは、どんなふうに学校で言葉を勉強するのか?」(インタビュー)
動画 : RiyoBlog / 国際都市ジュネーブから
ご紹介の音声動画で、英仏バイリンガルのゾエさんへのインタビューが聞ける。
こんにちは、RiyoBlog のりよです。スイスの「国際都市」ジュネーブからお届け。
今日は、語学学習・語学の勉強について、お話します。
私は、日本で生まれ育ち、大学卒業後、フランスとスイスのフランス語圏で、学士号1つと、修士号2つを取得しましたが、フランス語が話せなくて大変な思いをしました。
その苦労を生かしながら、日本語を教えています。日本語を教えるのは、今年で13年目。
語学や外国語の勉強は、日本とヨーロッパとではかなり違うと感じていますが、スイスのジュネーブでは、どんなふうに学校で言葉を勉強するのか、外国語が上手になる秘訣は何か、ジュネーブで生まれ育った方にインタビューしながら、ご紹介します。
今日は、ゲストにゾエさんをお迎えして、お話を伺いたいと思います。ゾエさんは、私の日本語レッスンの学習者さんです。
りよ : こんにちは、ゾエさん。
ゾエ : こんにちは、りよさん。元気です !
りよ : 元気です。良かったです。
ゾエさんは、6月に学生生活を終えたばかりということですが、何を勉強していたんですか?
ゾエ : えっと、プログラミングとアドミニストレーション・オフィスとフランス語と英語のビジネスを勉強をしました。
りよ : プログラミングとオフィス・アドミニストレーション、PowerPoint とかね、それからビジネスフランス語とビジネス英語を主に勉強されたということ。
今9月12日ですが、何をしていますか?
ゾエ : 仕事をChercher..
りよ : 仕事を探してる。学生を終わったばかりで、仕事を探しているところ。
今何歳ですか?
ゾエ : 私は23歳です。
りよ : 23歳になったところ。なって、数ヶ月。
ゾエ : そう。
りよ : ゾエさん、趣味は何ですか?
ゾエ : 趣味?
デッサンとか美術です。えっと、ポケモンとカービィが大好きです。
りよ : ポケモンとカービィが好き。ゲームも好きで、デッサンもする。
デッサンは、いろんなスタイルでやってる?
ゾエ : そうそう、マンガのスタイルです。
りよ : マンガのスタイルも?マンガも書く?
日本のマンガ読んだことある? Vous avez déjà lu les manga japonais ?
ゾエ : あ、そうそう、ドラえもん。
りよ : ドラえもん読んだことある。他にもある?
ゾエ : ポケモンのマンガも。
りよ : ポケモンも読んだことある。じゃあ、結構いろいろ知ってる。
りよ : ところで、ゾエさん、何語を話しますか?
ゾエ : フランス語と英語とイタリア語を話します。でも、スペイン語とドイツ語と中国語と日本語を勉強します。
りよ : おー、すごいたくさん話しますね。
まず、じゃあ、ゾエさんがよく話す言葉は、フランス語と英語。それから、イタリア語も上手に話す?
ゾエ : はい。そうそう。
りよ : ペラペラ話す。
ゾエ : はい。
りよ : それから、ドイツ語とスペイン語も話します?
ゾエ : そうそう。少し。
りよ : それから、中国語と日本語も少し話します?
ゾエ : そうそう。少し。
りよ : で、ゾエさんのネイティブ・ランゲージは、フランス語?
ゾエ : はい、フランス語です。
りよ : ゾエさんは、フランス語と英語のバイリンガルですか?
ゾエ : そう、私はバイリンガルです。
りよ : ゾエさんのお母さんは、何語を話しますか?
ゾエ : 私の母は、フランス語と英語とドイツ語を話します。
りよ : ゾエさんのお母さんは、フランス語がネイティブ・ランゲージで、英語とドイツ語も上手?
ゾエ : そう、上手、上手。
りよ : おー、ジュネーブですね。スイスのジュネーブ。
りよ : それから、ゾエさんのお父さんは、何語を話しますか?
ゾエ : 私の父は、英語とフランス語とドイツ語とイタリア語です。
りよ : おー、すごい。
ゾエ : そう。
りよ : ゾエさんのお父さんは、英語がネイティブ・ランゲージで、普段はフランス語。ジュネーブはフランス語を話す街だから、フランス語で話す。
そして、ドイツ語とイタリア語も上手。
ゾエ : そうそう。
りよ : 普段、家族とは何語で話していますか?
ゾエ : フランス語、でも、時々、英語のボキャブラリーです。
りよ : なるほど。フランス語で話すんだけど、たまに、英語のボキャブラリーが入ってくるという事?
ゾエ : そうそう。
りよ : わかります。
ゾエ : じゃあ、ゾエさん、学校では、どんなふうに言葉を勉強してきましたか?ジュネーブの公用語はフランス語ですけど、フランス語は、学校で何歳から勉強しましたか?
ゾエ : 私の学校は、4歳からです。
りよ : 4歳から勉強した。何歳まで勉強しました?フランス語。
ゾエ : 20…23。
りよ : 23歳。だから2020年。今年。まだ学生生活が終わったばかり。
りよ : ジュネーブで、英語は何歳から?
ゾエ : 英語は、6歳からです。えっと、今年終わりました。
りよ : 英語も、6歳から勉強して、23歳まで勉強した。
ゾエ : そう。
りよ : それから、ドイツ語。ジュネーブで、ドイツ語は何歳ぐらいから?
ゾエ : 私の学校は、7歳からです。
りよ : ゾエさんは、私立小学校に行っていたんですよね?C’était à l’école privée ?
ゾエ : そうそう。嫌いです。
りよ : 嫌い。どうして嫌いなの?
ゾエ : とっても strict…
りよ : なるほど。すごくたくさん勉強しなきゃいけなかった?
ゾエ : たくさん仕事…
りよ : たくさん勉強しなきゃいけなかった?まあ、いいじゃないですか。
ゾエ : そうそう。
りよ : ジュネーブの公立の小学校では、8歳、9歳ぐらいからドイツ語を勉強するのが一般的?
ゾエさんは、私立小学校に行っていたから、ちょっと早めにドイツ語が始まった。
ça a commencé à partir de 7 ans, un peu plutôt que l’école publique.
ゾエ : そうそう。
りよ : それから、ヨーロッパの言語は、似ている言語もありますが、勉強中混ざっちゃったりした事ありますか?
ゾエ : はい、あります、あります !
りよ : おーっ。
ゾエ : イタリア語とスペイン語。
りよ : スペイン語とイタリア語は、似ていますよね。ラテン語系でね。
何が混ざっちゃう?発音とか?
ゾエ : スペリング。
りよ : スペリングとか発音とか混ざっちゃったりとか?イメージできる。
ボキャブラリーは?
ゾエ : イタリア語とスペイン語?
りよ : 混ざる事ある?
ゾエ : ちょっと同じ、でもちょっと違う…« Faux-frère »。
りよ : 同じスペリング、同じ発音だったりしても、意味が違う言葉があるんですよね。フランス語と英語にもあるんですけど。
ゾエ : そう。
りよ : それ、フランス語で何て言いますか? « Faux-amis » ?
ゾエ : そう、 « Faux-amis »。
ゾエ : « issue »、フランス語は、« pas de chemin »、でも英語だと « problem »。
りよ : たくさんありますね、そういう言葉。
りよ : それから、ゾエさん、スイスのジュネーブで、ゾエさんがお仕事をするのに必要な言語は、フランス語と英語?
ゾエ : はい。でも、時々、会社は、ドイツ語を chercher…
りよ : 会社によっては、ドイツ語ができる人も探している。
ゾエ : 難しい。
りよ : 確かに、フランス語と英語がよくできて、ドイツ語もできてとなると、たくさん勉強しなきゃいけない。
ゾエ : そうそう。
りよ : なるほどね。ゾエさんは、言葉を勉強するのが好きですか?
ゾエ : 好きです。
りよ : 今は、何語が勉強したいですか?
ゾエ : 韓国語も勉強したいです。
りよ : 韓国語も勉強したい。アジア系の言葉、ゾエさんは、中国語を少し個人レッスンで勉強したことがあって、大体基本的な事を勉強して、初級ぐらいのレベルですか?
ゾエ : そう。
りよ : 日本語も、初級中級ぐらいのレベルで、日記を書いたりブログ書いたりしていますよね。
ゾエ : はい。
りよ : そういえば、クリスマスプレゼントに日本語のレッスンをゾエさんのために探していると、ゾエさんのお母様から、お電話いただいたのを思い出しました。
ゾエ : そう。そうです。
りよ : 日本語は私と個人レッスンで、週に1回勉強してきたんですよね。
ゾエ : そうそう。
りよ : 週に1回、バケーションを挟みながらやってきて…趣味でやってきて…
それから、今までいろんなメソッドで勉強しながら、日本への旅行に備えて会話をやったり、簡単な日記を書いたり、ブログも作ってみたりしたんですよね。
ゾエ : そうそう。
りよ : ちょっと、ブログは、お休み? C’est un peu de repos ?
仕事探したりで忙しい?
ゾエ : うん。
りよ : 日本語でブログを作るっていうのをやっていましたよね。
まとめ
使用の画像 : RiyoBlog
ご紹介の写真は、今回インタビューしたゾエさんが日本で旅行した時のだ。
本記事では、下記の順に、学習者さんにインタビューした時のポッドキャストとともに、「趣味で習っている外国語がどのぐらい話せるようになるのか」と「ジュネーブの語学学習の実情」をご紹介した。
・「スイス在住の英仏バイリンガルが、9年、日本語を趣味で勉強した結果、どのくらい話せるか?」検証してわかった3つのポイント
・ジュネーブの人の言語習得の3つの特徴とは?
・英仏バイリンガルのゾエさんに答えてもらった ! 「ジュネーブでは、どんなふうに学校で言葉を勉強するのか?」(インタビュー)
「ヨーロッパの人の言語習得の特徴」は、次のようにお伝えした。
・家や社会で話す言語を学校で勉強し、バイリンガル・3カ国語以上使いこなせる言語を持つ人もいる。
・外国語・語学学習が好きな人が多い。趣味で日本語を勉強する場合は、緩く、楽しみながら勉強する人が多い。そこまでマジメにやらなくても、コツをつかむのが速い。間違えながらも言葉を使ってみようとする。
インタビューの後半は、次の記事でご覧になれる。
英仏バイリンガルのゾエさんが「日本語の会話が上手になると感じている4つのポイント・アイデア」をご紹介している。
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