フランス語を勉強されている方は、「ネイティブでも間違えたりしないの?」と疑問に思ったことはないだろうか?
フランス語を習得・運用するにあたって、ネイティブにとっても難しいことは、「文法」・「綴り」と言われる。
この2つは、非ネイティブがフランス語を学ぶ時に注意しなきゃいけないポイントでもある。
つまりフランス語を学ぶ上で気をつけることは、次の2つだ。
- 文法
- 綴り
この2つのポイントを押さえて勉強すれば、効率よくフランス語が上達する。その上「文法」・「綴り」を習得すれば、スピーキングと「読み書き」ができるようになる。
フランス語のスピーキングと共に「読み書き」ができたら、次のような事が起きる :
・フランス語圏で生活しているなら、日常生活がラクになる。
・フランス語を運用した仕事ができる。
・フランス語での発信を直接理解できる。
・同じヨーロッパ言語である英語と比較しながら、物事へのリテラシーが上がる。
・長い目で見ると、日本語の運用能力も上がる。
私は6年間フランスの高等教育機関で学び、修士号を取得した。その後スイスのフランス語圏で別の分野で学士号と修士号を取得。そこで経験したことをブログにまとめている。
フランス語を「話す」のは、実はそんなに難しくない !?
「フランス語を勉強しているのにうまく話せない ! 」という方は、次の記事を参考にしていただければ幸いだ。
「フランス語を勉強しているけど、なかなか話せるようにならない」というお悩みをお持ちじゃないだろうか?私は日本の大学でフランス語を第2学国語として勉強し、大学を卒業した後は留学のためフランスで生活し始めた。しかし最初の4年間ほ[…]
本記事では、フランス語学習の一番難しい2つのポイント、「文法」・「綴り」について、ネイティブでも間違えちゃうフランス語の実例と、「ポイントを押さえ誰にでもできる解決法」を、次の順序でご紹介・解説する。
・フランスの高等教育機関で目撃したネイティブのフランス語の間違いとは?
・フランス語の日常会話・SNS で見られる間違いとは?
・私が最近まで間違って使っていたフランス語とは?
・フランス語ネイティブも「綴り」を間違える !?【必見】
・フランス語を使う時に気をつけるポイントと解決法 【重要】
この記事の対象は、次の通りだ :
・フランス語圏で生活されている方
・フランス語を全般的に運用されたい方
・フランス語のスキルアップを目指している方
・現在フランス語の日常会話はできていて、今後もっと論理的な発言や「読み書き」もできたら、 人生の可能性が広がる方
フランスの高等教育機関で目撃したネイティブのフランス語の間違いとは?
使用の画像 : Pexels
次の記事で、フランス語ネイティブでもチョットおかしい使い方をして、先生に直されることを書いた。
「フランス語を勉強しているけど、なかなか話せるようにならない」というお悩みをお持ちじゃないだろうか?私は日本の大学でフランス語を第2学国語として勉強し、大学を卒業した後は留学のためフランスで生活し始めた。しかし最初の4年間ほ[…]
ネイティブだからどんな時も全部スラスラ~という訳じゃない。ネイティブでも、「頭を使わなきゃいけないポイントや気をつけなきゃいけないポイント」がある。
ここでは、私の経験と私が目撃したネイティブでも間違えるフランス語の例を次の順序でご紹介する。
・フランスの高等教育機関は、キチンと話せないと卒業できない !?
・先生が指摘したフランス語の間違いやすいものとは?
・日常会話でもチョット不思議な言葉の使い方をするフランス語ネイティブはいる !?
フランスの高等教育機関は、キチンと話せないと卒業できない !?
使用の画像 : Pexels
フランスの高等教育機関には、日本の大学にない口頭試問がある。学科によるが、たいてい筆記試験に続き口頭試問が課せられる。それに成功しなかったら、進級できないかディプロマがもらえない。
だから普段の授業で、口頭試問に成功するためのトレーニングもする。つまり「与えられる課題に対して一人で論説し、審査員の質問に答える」練習をする。
授業中フランス語ネイティブの学生達が発言をするときに、先生にフランス語を直されるのは、口頭試問があるからとも言える。
口頭試問は、日常会話や友達同士のオシャベリとは違う。審査員が納得できるような内容と方法で、使う「語彙」や「文法」などにも気を配りながら話さないと点が取れない。
だから授業中に誰かが発言しているときは、みんな耳をダンボにして聞いていた。そして先生がチョットおかしいフランス語を注意するのを聞くと、クラスメートたちは一斉にドヨっと反応していた。
・メガネに手をやり「僕の思う通りだぜ」としたり顔の人
・「ソッカー」と気づく人、
・「ヤベー気づかなかったよ。」と言う人
・含み笑いする人
などなど…
その時、指摘した先生が学生とあまり年齢の変わらないアシスタントプロフェッサーの場合は、「さすが ! 」と学生から密かに賞賛の眼差しが送られていた。
先生が指摘したフランス語の間違いやすいものとは?
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文頭の « Cela dit »。今でも忘れられない。
« Cela dit » は、« Ceci dit » と間違えやすい。フランス語ネイティブの学生が、« Ceci dit » と言いながら発言を始めた途端、学生と年齢差が大きくないアシスタントプロフェッサーが、人差し指を立てて « Cela dit » と言い直した記憶がある。
簡単にザックリ説明 :
・« Cela dit » と « Ceci dit » は、「とは言え」「とは言うものの」と言う意味に相当。
・« Cela dit » は、既に言った内容に使われる。
・« Ceci dit » は、これから言う事を指す。
なので « Ceci dit » はおかしいから間違い。
とは言え、 « Ceci dit » は実際に使われる。でも結局は間違いなので、授業中に注意される。
« Cela dit » は、文脈により « néanmoins » « malgré tout » « cependant » « par contre » « en revanche » などに言い換えることもできる。
ここまで « Cela dit » を使っておけば間違いないとザックリ説明した。もうちょっと詳しく知るには、フランスのメディア Le Figaro による « Ceci dit » と « Cela dit » についての記事が参考になる。
L’erreur est courante. Le Figaro vous (re)donne la règle pou…
日本語では、フランス語学者・渡邉淳也氏が « Ceci dit » と « Cela dit » について論文を書いていて、Google で検索すると PDF が見つかる。
・フランス語の「文法」は複雑。
・「文法」に特化した練習問題がある。
・間違いやすいものはピンポイント的に見る。
フランス語の日常会話・SNS で見られる間違いとは?
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フランス語圏に住んでいたり、フランス語ネイティブの友達・家族がいたら、フランス語で日常会話・SNSでコミュニケーションをとることが多いだろう。
カジュアルでシンプルな会話でネイティブが使っていても、フランス語的におかしいモノも中にはある。
日常の「話し言葉」で注意するポイントを次の順序でご紹介する。
・日常会話でもチョット不思議な言葉の使い方のフランス語ネイティブはいる !?
・SNS・チャットによくある省略形やチョット変な言葉とは?
・フランス語での « Ciao ! » は、イタリア人も首をかしげる !?
日常会話でもチョット不思議な言葉の使い方をするフランス語ネイティブはいる !?
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一般的に « en revanche(対照的に)» は、« par contre » とほぼ同じ意味か、« en récompense » と同意義。
しかしかなりカジュアルな日常会話で « en revanche » を « mais » と言う意味・ニュアンスでしょっちゅう多発するフランス語ネイティブがいた。他の人は « en revanche » を会話中に頻出させないし、私はチョット不思議に思っていた。
今思えば話をつなぐのに「けどさあ」「だけどー」のようなニュアンスで、カッコつけて使っていたんだろう。他のフランス語ネイティブに言ったら首をかしげていたから、チョット変わった話し方だったのかも知れない。まあ « mais » も « en revanche » も意味は近いんだが。
フランス語での « Ciao ! » は、イタリア人も首をかしげる !?
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« Ciao ! » はイタリア語。
イタリア語スピーカーは、会話の最後にも使うが、仲の良い人と会った瞬間にも « Ciao ! » と言う。
だがフランス語圏での « Ciao ! » の使われ方は次の通りだ。
・« Ciao ! » は、会話の最後にだけ「バイバイ ! 」の意味でのみ使われる。
・親しい知り合いと出会った瞬間に軽い挨拶言葉としては使われない。
しかも私が住んでいるスイスのフランス語圏では、電話を切る際に « Ciao ciao ! » と早口に2回言う人が多い。イタリア語スピーカーにはチョット変らしい。とは言えジュネーブでは電話で会話を終えるサインにもなっている。ただしカジュアルな会話でのみだが。
SNS・チャットによくある省略形やチョット変なコトバとは?
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SNS・チャットによくある省略形は、フランス語で日常的に友達・家族とコミュニケーションを取る人なら絶対目にするはずだ。省略した書き方をマネして使いたくなるが、使い方に注意が必要なモノもある。
« A tte » と « a tte »
« A tte » と « a tte » は、« A tout à l’heure » の省略形。英語で « See you soon »。「また後で」「また後ほど」の意。SNS・チャットの最後に使われる。
ところが « A toute » « a toute » を目にすることも多い。« A tout à l’heure » の省略形で「またまた」「じゃあ、また」のようなニュアンス。« A toute » は、もともとテキスト用というより「話し言葉」の省略形。
[ a tut ] と発音され、実際にカジュアルな場面でよく聞くし、私も普段言っている。
書くときは、2つ目の « t » を発音したいから最後に « e » をつけて、« A toute » 。
だが、 « A tout à l’heure » と比べると「綴り」がおかしく見えるので、私は使わない。
ちなみに « A tout de suite » は、すぐに会う場合に使われる。
30分後くらいに会う場合は « A tout à l’heure » という人が多いが、数秒後から2、3分以内だと « A tout de suite » 。私の場合は電話で話し、電話の相手とパッとすぐ会う時に使っている。
« A tout de suite, ciao ! » 「じゃネっ ! 」「じゃ、またすぐネ ! 」みたいなニュアンス。
« A + » と « A plus »
« A + » と « A plus » は、« A plus tard » の省略形。「また後で」の意。先ほどの « A tout à l’heure » とほぼ同じ。
若者が使いそうな省略形だが、70代半ばでも « A + » と書いてくる方もいる。若い世代とコンタクトが多いからか数学者だからか。
SNS・チャットで、省略が多い「話し言葉」から生まれたような「綴り」ばっかり書いていると、キチンと書かなきゃいけないメール・小論文・レポートにまで間違った「綴り」をウッカリ使ってしまうことがある。
場所をわきまえた「綴り」にした方がいい。私が在籍したアカデミックなクラスの先生は、しょっちゅう「小論文では、SNSやチャットみたいに書いちゃダメだよ ! 」と言っていた。
私が最近まで間違って使っていたフランス語とは?
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それは « Bon après-midi »。「話し言葉」・SNS ・チャットを締めくくる言葉で、英語で « Good afternoon » の意。
正しくは « Bon après-midi » だが、« Bonne après-midi » と間違った綴りで毎日のように書いていた。
« Bon après-midi » と書くか « Bonne après-midi » と書くかは、実はフランス語ネイティブも迷う。
問題は、「男性形」か「女性形」か迷うのだ。
フランス語は英語と違い、品詞に「女性」と「男性」があり、形容詞は品詞の性に一致させる。だから形容詞の語尾が品詞の性によって変わる。
« journée » や « soirée » は、女性形と見てすぐわかるから女性形の « Bonne » を付ければいいが、 じゃあ « après-midi » (英語の « afternoon » の意)は?
« après-midi » は、フランス語ネイティブにも「男性形」か「女性形」かどっちなんだろうと言う人いるし、ハッキリしない。
だが女性形 « Bonne » を付けて使う場合もあるらしい。どちらもあり得るという見解が多い。
私も最近まで「女性形」で書いていたが、アカデミーフランセーズが男性形を推奨という記事を見つけてからは「男性形」にしている。
« Bon après-midi » と書くか « Bonne après-midi » と書くかについてのフランス語の記事をご紹介する。
Un après-midi et une après-midi sont tous les deux bien orth…
フランス語ネイティブも「綴り」を間違える !?
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フランス語の「綴り」間違い、ネイティブにもアルアル。
「綴り」は、日本語で「スペリング」とも呼ばれる。
フランス語の「綴り」は、最近はパソコンやスマホで打ち間違えてもパソコンやスマホが勝手に直してくれるか指摘してくれる。
だから手で書いていて「あれ、この言葉、「綴り」どうだっけ?」というのが私にはある。でもフランス語ネイティブなら、どんな言葉でも何も考えずにスラスラ〜と書けるでしょと思っていた。だが、そうでもない。
多くの人が「綴り」を間違えやすい単語というのがある。
フランス語の「綴り」間違い3つの例を、次の順序でご紹介・解説する。
・なぜフランス語ネイティブも「綴り」を間違えることがあるのか?
・子供のフランス語ネイティブならもっと「綴り」を間違えることもある !?
・フランス語は「綴り」が難しい !!
なぜフランス語ネイティブも「綴り」を間違えることがあるのか?
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フランス語ネイティブも「綴り」を間違う理由は次の通りだ。
・書かれた言葉に、「発音」しない文字が含まれることが多い。
・1つの「発音」にいくつも「綴り」があることがある。
・1つの「文字」にいくつもの「発音」があることがある。
・同じ「発音」でも、意味・文法で「綴り」が違う。
・フランス語の母音には、厳密には違っても似ている「発音」があるから混同しやすい。
例えば « nécessaire(必要な)» 。英語の « necessary » と同じく割とよく使う言葉。
だが「発音」と「綴り」に次のような罠がある。
・« nécessaire » の母音を見ると、似ている「発音」なのに「綴り」が違う。
・子音もだ。« nécessaire » の子音部分は、同じ「発音」だが「綴り」がこんなに違う。
フランス語ネイティブで、普段から書く職業の人や言葉を扱う仕事の人なら意識しないでスラスラッと書くかもしれない。
だが一般的なネイティブだと « nécessaire » を手で書きながら「ウッ、罠にハマっちゃいけない、えーと、どうだっけ?」となることもある。
これを見たときは、私は内心ホッと安心した。「私だけじゃない。手で書きながら迷うことがあるのは。」と。
解決策のポイントは、次の通りだ。
・「発音」と「綴り」の関係を知る。
・間違えやすいものは、練習問題をやって覚える。
・「文法」を知る。
子供のフランス語ネイティブならもっと「綴り」を間違えることもある !?
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« nécessaire » は大人の例だったが、子供となると「綴り」間違いはたくさんある。
上記の写真のように、写真に撮った後で気がつく事もある。« parc » が « park » になってしまっていたり、« c’était » が « s‘était » になってしまっていたり…
私の日本語のレッスンには、11歳くらいのフランス語ネイティブの生徒が何人かいる。「綴り」の得意・不得意はみんなそれぞれ違うが、レッスン中にフランス語の「綴り」をよく聞いて来る。日本語のレッスンだが、フランス語の「綴り」を間違えたままは良くないので、私はできる限りの範囲で指摘し修正している。
例えば « Angleterre » 。日本語のレッスン中に11歳のフランス語ネイティブの生徒が « Angl… » くらいまで書いたところで「どうやって書くの?」と聞いて来た。前述の « nécessaire » みたいに、母音部分が似ている「発音」でも「綴り」が違う言葉があるからだ。だから「アレ、どうだっけ?」と思ったんだろう。
でも英語を勉強した人はピンと来るだろう。« Angleterre » は、英語で « England »、日本語で「イングランド」(日本語ではイギリスと呼ぶことが多いが、本来は UK の4つの連合国のうちの1つが「イングランド」)。
« England » は「アングル人の土地」という意味だ。フランス語でも同じく « terre » は土地とか土という意味がある。« terre » はよく使う言葉だ。« terre » の「綴り」や「意味」を知ってれば「アングル人の土地」« Angleterre » の「綴り」をパッと覚えられる。
フランス語は「綴り」が難しい !!
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以前私がフランスで学生生活を送っていた時は、私自身はまだあまりフランス語が上手くなかったが、私の周りのフランス語ネイティブの友達は修士論文や博士論文を書いているようなフランス語に長けている人たちだった。
だからフランス語ネイティブなら誰でも流麗で知的な文章を「綴り」の間違いなくスラスラ~と書くのだと思い込んでいた。
だがそれは違う。
ここ数年、日本語のレッスン中に11歳前後のフランス語ネイティブの生徒達にフランス語のいろんな単語の「綴り」を「どうやって書くの?」と聞かれる。ほぼ毎日のように。
聞いてくるならまだしも、彼らのノートをチラチラ見ていないと「綴り」の間違いが結構ある。
お母さんが医者で読書が好きな11歳のフランス語ネイティブも、書き取ったノートに「綴り」間違い。普段のレッスンで私は話しながら横でチラチラ見ている程度だが、「アレ?何か違う」と思われる単語が目につき指摘したことがある。
それは « exception » 。 生徒が書いたものは « c » が欠けていて « exeption » だった。私は「なんか忘れてない?コレであってる?」と11歳のフランス語ネイティブに言ったが、本人は自信満々に「大丈夫、あってるよ ! 」と。
フランス語の「綴り」はネイティブにとっても難しい。
「綴り」に特化した練習問題がたくさんある。
フランス語の綴り改革 !?
2016年、アカデミーフランセーズは学校教科書の「綴り」の改革をした。
とは言え学校以外の実生活ではそこまで大きく「綴り」が変わるわけじゃなく、チョットややこしい。
FRENCHBLOOM.NET による記事をご紹介する。
「フランス語の綴りが変わる」というニュースが飛び込んできた。実はこの綴り改革は1990年にすでに承認されていたのものだと…
フランス語を使う時に気をつけるポイントと解決法 【重要】
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フランス語の難しいポイントである「文法」・「綴り」を身につける方法を、次の順序でご紹介・解説する。
・フランス語の「文法」を攻略するには?
・フランス語の「綴り」を正確に覚えるには ?
・フランス語の「文法」や「綴り」を正確にマスターするなんてムリゲー !?
フランス語の「文法」を攻略するには?
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フランス語の「文法」をラクに早く学習するには、次の2つのポイントが重要だ。
- 細かい「文法」を勉強する前に、初級の「文法」を具体的な例とともにザッと大雑把に知る。
- 「発音」と「綴り」を知る。
「文法」の全体像を大体でいいからつかんでおくと、「文法」を詳しく勉強する時に効果的だ。「文法」の全体像を知らないで勉強すると効率が悪い。
近々公開予定の記事で、『効果的にフランス語の「スピーキング」と「読み書き」が上達する「文法」を学ぶ時に知っておくべきポイント』を、具体的にご紹介・解説する。
「文法」を学ぶ時の重要ポイントをおさえないで「文法」を勉強するのは、効率が悪いのでオススメしない。失敗経験を経てわかったことだ。
フランス語の「文法」を学んだらトクする2つのこと :
- 「文法」の初級がわかっていて「話し言葉」のコツがわかっていれば、フランス語が話せるようになる。
- フランス語の「読み書き」ができるようになり、世界が広がる。
フランス語の「綴り」を正確に覚えるには ?
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フランス語の「綴り」を正確に覚えるには、次の3つのポイントが重要だ。
- 「発音」と「綴り」の関係を知る。ある1つの「発音」に対して、どんな「綴り」があるのか。またある1つの「綴り」に対して、どんな「発音」があるのか。
- 単語を覚える時に、1 で学んだ「発音」と「綴り」の規則をプラスして学ぶ。そうすればより正確な記憶・知識になる。
- 「文法」を知る。同じ「発音」の言葉でも、「綴り」が違う言葉がある。言葉の「意味」と「文法」を知っていれば、正しい「綴り」がわかる。
詳しくは、近々公開予定の記事で、『フランス語の「綴り」を正確に覚えるのに効果的な方法』をご紹介・解説する。
フランス語の「綴り」を学んだらトクする2つのこと :
- フランス語の「発音」がキレイになる。
- フランス語の「読み書き」が上達し、リテラシーが上がる。
英語の「綴り」も不規則なものが多いから難しいが、フランス語の「綴り」も難しい。
スマホやパソコンが「綴り」の間違いを自動修正してくれるとは言え、小論文のような筆記試験や手で書かなきゃいけない時は、「綴り」のキチンとした記憶は大切だ。
私は「綴り」を視覚的に覚えられる方だが完璧じゃない。« nécessaire » に不安を感じるくらいだから。
フランス語の「綴り」を学習し直してみて、近々公開予定の記事で、成果をみなさんにお伝えしたい。
フランス語の綴りを学習するためのオススメの一冊
フランス語は話せるけど綴りが不安な方向け
フランス語の綴りについてがこの一冊で学べる。 フランス語は話せるけど、綴りが今ひとつ不安な方向け。 星1点をつけている人は、キンドル版が読み込めなかったというもの。
Amazon Franceのフランス語スピーカーのレビューを見ると、31コメント、星の数5点中4.3の高評価。
理由は判例が多く美しいデザインだが、一般的な綴りの規則などが説明されてなく外国人には理解しにくいだろうというコメントがあるから。
フランス語の「文法」や「綴り」をマスターするなんてムリゲー !?
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「ネイティブでも間違えることがあるなら、ネイティブじゃない人はどうなっちゃうの?」と思っちゃうが、ネイティブ・非ネイティブに関係なく正しい方法で数をこなし経験を積んでいくと語学は上達する。
「話す」のも「聞く」のも「書く」のも「読む」のも。
まとめ
使用の画像 : RiyoBlog
フランス語学習の一番難しい2つのポイント「文法」・「綴り」について、ネイティブでも間違えちゃうフランス語の実例と解決法を、次の順序でご紹介・解説した。
・フランスの高等教育機関で目撃したネイティブのフランス語の間違いとは?
・フランス語の日常会話・SNS で見られる間違いとは?
・私が最近まで間違って使っていたフランス語とは?
・フランス語ネイティブも「綴り」を間違える !?【必見】
・フランス語を使う時に気をつけるポイントと解決法 【重要】
補足 : 自分にあった学習法でやれば上達する !!
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世の中にはたくさんの語学の学習法がある。だが完璧な学習法はない。
つまりどれか1つの学習法をやっても、ソレだけでは思ったほど身につかないか上手くならない。
学習法を作る側は、学ぶ側に立ってできるだけいいものを作ろうとするだろう。
だが実際、学習する人はそれぞれ年齢・能力・環境・経済状態・使える時間が違う。
だから自分に合ったメインの学習法を選び、興味・必要性・弱点などに合わせてサブの学習法・参考書・マンガ・アプリ・ゲームなどをカスタマイズしていくのが一番いい。
語学学習にもある程度の自己分析が必要だ。自分に合った学習法を状況に応じて組み合わせ、数をこなし経験を積めば、絶対語学は上達する !!
フランス語を勉強している方は、「現実社会での「話し言葉」が、学校や教科書で習うフランス語とチョット違う」と感じたことはないだろうか?「話し言葉」は授業ではチラッと出てきても、サラッとやって忘れてしまうことが多い。別の言い方をすると、[…]
「日本語ネイティブがヨーロッパ言語をすぐ話せるようにならない」一般的な理由は以下の通りだ。1. 学校でヨーロッパ言語を習っても、日本にいる限りヨーロッパ言語を使う環境が少ないから。2. 学校で習うヨーロッパ言語は「読み書[…]
「フランス語を勉強しているけど、なかなか話せるようにならない」というお悩みをお持ちじゃないだろうか?私は日本の大学でフランス語を第2学国語として勉強し、大学を卒業した後は留学のためフランスで生活し始めた。しかし最初の4年間ほ[…]
フランス語で話す時、日常会話でよく使われる « Eh euh » を連発しすぎない。コレがプレゼンテーション・スピーチ・発表・授業・会議・面接など人の前で、フランス語で話す時のコツだ。「えっソレだけ ?! 」と思われるかもしれな[…]