この記事は、在ジュネーブ領事事務所から届いた情報とティチーノ州政府のサイトを元に作成。
7月17日、在ジュネーブ領事事務所から次の2つのお知らせを受けた。
・ティチーノ州政府は、新型コロナウイルス感染症の対策措置を7月20日から8月9日まで延長する。
・ヴァレー州では、飲食店などにおいて、20時以降、同時に入店できるのは100人までと制限されている。
スイスは小さい国ながら、私が以前住んでいた中央集権型のフランスと違い、地方自治制度の政治システムだ。自治主体の自立性が高くその規模が小さいのが、スイスの政治システムの特徴と言われる。スイスでは、新型コロナウイルスの対策も、7[…]
本記事では、次の順に、ティチーノ州政府が独自の措置を延長した事とティチーノ州についてカンタンにご紹介する。
・ティチーノ州政府は、新型コロナウイルス感染症の対策措置を8月24日まで延長
・南スイスのティチーノ州は、どんな所?
ティチーノ州政府は、新型コロナウイルス感染症の対策措置を8月24日まで延長
使用の画像 : Pexels
7月17日、ティチーノ州政府は、7月3日から実施されている新型コロナウイルス感染症に関する以下の対策措置を、7月20日から8月9日まで延長すると発表した。
・公共の場における30人を超える集会の禁止。
・クラブやバーを含む立食の飲食店、ディスコ、ダンスホールでは、午後6時から閉店時間までの間、最大100人まで入店可能。
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)政令の国際旅客に関して、自己隔離が求められている者は、スイスへの入国から2日以内に、州のホットライン(電話番号:0800 144 144,Email:hotline@fctsa.ch)へ連絡。
その後8月6日、ティチーノ州政府は、上記の措置を8月10日から24日まで延長すると発表。
詳しくは、ティチーノ州政府の発表をご確認いただきたい。
ティチーノ州政府の発表(8月6日付)
https://www4.ti.ch/fileadmin/DSS/DSP/UMC/malattie_infettive/Coronavirus/RG/20200806_RG_3873.pdf
南スイスのティチーノは、どんな所?
使用の画像 : Takuya Imahori
南スイスのティチーノについて、次の順にご紹介する。
・ティチーノ州の魅力ある自然や景観
・南スイスのティチーノ州の大学・音楽院
・南スイスのティチーノ州、コロナウイルスの第1波の様子
ティチーノ州の魅力ある自然や景観や街
使用の画像 : Takuya Imahori
ご紹介の写真は、南スイス・ティチーノ州のルガーノ。
ルガーノは、ミラノから電車で1時間強。コモ湖を挟んで、実質的にイタリア・ミラノ都市圏の一部を成してる。
南部に位置するスイスの中のイタリア。
地中海性気候の温暖な気候に恵まれており、イタリア語を話す人々、ヤシの木が揺れる湖畔、細い路地や広場など、随所にイタリア風の趣きが感じられます。
カメリア(椿)やマグノリアなどの花々が咲き、ヤシの木々など亜熱帯性の植物とカラフルな建物やテラスレストランが並ぶリゾートのイメージで知られていますが、一方でアルプス山脈の峠へ続く谷や素朴な山里もあり、幅広い魅力にあふれています。
読んでいるだけで、行きたくなってしまう。
南スイスのティチーノ州の大学・音楽院
使用の画像 : Takuya Imahori
ご紹介の写真は、ルガーノ音楽院の建物。
また、夏には音楽の講習会(マスタークラス)もある。
使用の画像 : Takuya Imahori
そして、南スイスのティチーノ州には、公立の大学が2つある。
・Università della Svizzera italiana(スイスイタリア語大学、通称USI)
・Scuola universitaria professionale della Svizzera italiana(スイスイタリア応用化学大学、通称SUPSI)
USIには、建築、経済、コミュニケーション科学、情報の4つの学部があるそうだ。
南スイスのティチーノ州、コロナウイルスの第1波の様子
使用の画像 : Pexels
やはり気になるのは、コロナウイルスの第1波の様子。
南スイス・ティチーノ州は、イタリア・ロンバルディア州と隣接しているからだ。
ティチーノ州は、イタリア・ミラノの通勤圏で、越境する人が多い。ミラノは、イタリアで最もコロナ被害が多いロンバルディア州に位置する。
「スイスで一番厳しい状況のティチーノ州、在住者によるコロナウイルスの影響レポート」では、コロナウイルスの第1波の状況がわかりやすい。
目次 1 イタリアとの国境と隣接している州、ティチーノ2 はじめて国境警察に呼び止められたのが1月下旬3 3月に入り、一…
まとめ
使用の画像 : Takuya Imahori
本記事では、下記の順に、ティチーノ州政府が独自の措置を延長した事とティチーノ州についてご紹介した。
・ティチーノ州政府は、新型コロナウイルス感染症の対策措置を8月24日まで延長
・南スイスのティチーノ州は、どんな所?
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。スイスのお隣フランスでは、8月1日から小売店の店舗などを含む屋内の公共の場でのマスク着用が義務に。スイスでは?(その後フランスは、8月1日からのマ[…]
都市封鎖(ロックダウン)緩和後、スイスの義務教育は、どのように行われているの?2020年5月・6月のスイスでは、次々と新型コロナウイルスの対策で行われた都市封鎖(ロックダウン)や措置が緩和されていった。[sitecard sub[…]
6月3日付け、日本郵便が日本からスイスへの国際郵便物の引受けを6月5日(金)から再開すると発表。「日本からスイスへの国際郵便の引受けの再開」は、Twitterでもスイスに住む日本人の間で、かなり話題になっていた。「何を日本の家族[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。7月17日、在スイス日本国大使館から次の3つのお知らせが来た。・スイス連邦移民庁は、7月16日、スイスが7月20日から入国制限措置を解[…]
スイスでは、新型コロナウイルスの影響はどうなの?6月のスイスでは、次々と新型コロナウイルス対策の措置が緩和された。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://riyoblog.com/swiss-re[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。スイスへの入国者に対する検疫措置は、世界中の新型コロナウイルスの感染状況によって変わる。日本からスイスへの入国は、7月20日から通常モードで90日[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報を元に作成。最新情報はページの上、過去の情報はページの下に記載。古くなり過ぎた情報は、消去している。家族や友達と会ったり夏休みを楽しむのに、飛行機で移動する事もある。新型コロナウ[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。ポイントは、次の通りだ。7月半ば〜後半現在は、夏休みを楽しみつつも感染しないように「かなり注意が必要な時期」だ。[sitecard[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。7月8日、在スイス日本国大使館から次の3つのお知らせが来た。・スイス北部、ドイツ語圏4州(アールガウ州、バーゼル・ラント準州、バーゼル[…]
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。スイスでは、7月6日から公共交通機関を利用する時に、マスクの着用が義務となった。[sitecard subtitle=関連記事 url=h[…]
2020年11月は、スイスにとって悪夢のような数週間だった。大阪府ほどの人口のスイスで、1日あたりの新規感染者数1万人超えを記録し、ジュネーブ州がヨーロッパで一番感染率が高い地域となった。#スイス #COVID19家族以外は[…]