8月21日から、ヌーシャテル州は、「新型コロナウイルス感染症予防の独自措置」を導入していた。
スイスは、「新型コロナウイルス」の感染者が出始めると、ようやく「マスク・人数制限・客の連絡先リスト」などの対策を始める。なので、感染者がほとんどいない所・少ない所では、対策はされていない。スイスでは、政策として導入されていなくても、[…]
本記事では、次の順に、2020年9月23日発表の「ヌーシャテル州による新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置」と「ヌーシャテル州の感染状況」をカンタンにご紹介する。
・ヌーシャテル州による「新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置(プライベートイベントの開催)」とは?
・ヌーシャテル州の感染状況は?9月半ば、「レッドゾーン(危険ゾーン)」だった?
・ヌーシャテル州政府の公式発表と在スイス日本国大使館の連絡先
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とヌーシャテル州政府のサイトを元に作成。
ヌーシャテル州による「新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置(プライベートイベントの開催)」とは?
使用の画像 : Pexles
9月23日、ヌーシャテル州は、次の「新型コロナウイルス感染症予防の措置」を発表した。
1.プライベートイベントの定義
2. プライベートイベントの具体例
使用の画像 : Pexles
・家族のお祝い(結婚式、誕生日、会議など)
・民間団体によって計画され、参加者が限られているイベント
・職場のイベント(職場内の会議は除く)
・一般的な集会 ・政治集会(デモを除く)
・トレーニング施設内で開催されるイベント
・観客のいないスポーツイベント
3. その他
定期的に開催するイベントは、1回だけの報告となる。(合唱団のリハーサルなど)。
ヌーシャテル州の感染状況は?9月半ば、「レッドゾーン(危険ゾーン)」だった?
ご紹介のグラフは、2020年9月29日までのヌーシャテル州の感染者数の推移だ。
感染が拡大しているのかと思いきや、ヌーシャテル州の9月後半の感染状況は、多くても1日13~15人で、全然感染拡大しているように見えない。
9月11日だけ、22人の感染が報告されていて、そこだけグラフが上がっている。
とは言え、9月16日ぐらいから、ヌーシャテル州の「過去14日間の10万人当たりの感染者数」は、「レッドゾーン(危険ゾーン)」入り。
スイスが指定する「レッドゾーン」の基準値の60人を超え、63~65人の日が続いた。
— Riyo🤲🏻国際都市ジュネーブから🌍 (@KojimaRiyo) September 16, 2020
9月27日のヌーシャテル州の「過去14日間の10万人当たりの感染者数」は、62人。レッドゾーンだ。
#スイス #COVID19 #過去14日間の10万人当たりの感染者数
9月27日
エビ茶色ゾーン :
・ヴォー州 : 215人
・ジュネーブ州 : 140人レッドゾーン :
・フリブール州 : 99人
・アッペンツェル・インナーローデン準州 : 62人
・ヌーシャテル : 62人ベルン州が増えている !?https://t.co/DGI1OPRUJB pic.twitter.com/Wv124HloKq
— Riyo🤲🏻国際都市ジュネーブから🌍 (@KojimaRiyo) September 27, 2020
9月29日、ヌーシャテル州は、レッドゾーンではなくなっている。
と思いきや、9月30日、ヌーシャテル州は、再びレッドゾーン入り。
#スイス #COVID19 #過去14日間の10万人当たりの感染者数
9月30日
エビ茶色ゾーン :
・ヴォー州 : 172人
・ジュネーブ州 : 130人レッドゾーン :
・フリブール州 : 76人
・アッペンツェル・インナーローデン準州 : 74人
・ヌーシャテル州 : 61人再びヌーシャテル州が…https://t.co/hTHXsWbSlv pic.twitter.com/yYhDWDbpKi
— Riyo🤲🏻国際都市ジュネーブから🌍 (@KojimaRiyo) September 30, 2020
スイス連邦のサイトによると、ヌーシャテル州の人口は、18万人くらいだ。
ヌーシャテル州は、フランスと国境を接している。しかし、ジュネーブ州と違うのは、山続きである事だ。
ジュネーブ州は、フランス側がベッドタウン的で、スイスとフランスを越境して生活している人が多い。
ジュネーブ州でのスイス・フランスの国境は、東京都町田市と神奈川県相模原市、あるいは東京都東村山市と埼玉県所沢市に例えることができる。
ご紹介の記事で、ジュネーブ州の地理と人々の生活について、カンタンにお伝えしている。
この記事は、在ジュネーブ領事事務所からいただいた情報とジュネーブ州政府のサイトを元に作成。7月27日、在ジュネーブ領事事務所から次のお知らせを受けた。ジュネーブ州では、7月28日午前8時から、商業施設におけるマスクの着用が義務化[…]
一方でヌーシャテル州の国境は、神奈川県と静岡県の県境みたいな感じで、箱根の山を越えるイメージを持つ人もいる。
ヌーシャテル州は、適切な対策をしていれば、恐ろしい事態にはならないだろう。
ご紹介の記事では、「スイスの2020年9月の感染者数の推移」をお伝えしている。
8月24日、スイスは新学期が始まった。しかし8月末、フランスで1日の新規感染者が5000人超えの日を記録したり、欧州全体、感染が拡大している。スイスもだ。9月の州ごとの感染状況を見ていると、ヴォー州の感染拡大は、[…]
ヌーシャテル州政府の公式発表と在スイス日本国大使館の連絡先
ヌーシャテル州政府のサイトはフランス語のみだが、わかりやすいページ設計になっている。データもグラフで見られて、情報が把握しやすい。
ヌーシャテル州政府発表 (フランス語のみ)
https://www.ne.ch/autorites/DDTE/SCAV/Pages/Manifestations-privees.aspx
ヌーシャテル州政府(新型コロナウイルス・フランス語のみ)
https://www.ne.ch/autorites/DFS/SCSP/medecin-cantonal/maladies-vaccinations/Pages/Coronavirus.aspx
在スイス日本国大使館領事班
電話:031 300 2222
Fax :031 300 2256
メール:consularsection@br.mofa.go.jp
まとめ
使用の画像 : Pexles
本記事では、下記の順に、2020年9月23日発表の「ヌーシャテル州による新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置」と「ヌーシャテル州の感染状況」をカンタンにご紹介した。
・ヌーシャテル州による「新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置(プライベートイベントの開催)」とは?
・ヌーシャテル州の感染状況は?9月半ば、「レッドゾーン(危険ゾーン)」だった?
・ヌーシャテル州政府の公式発表と在スイス日本国大使館の連絡先
人口が少ない地域では、1日13~15人の感染者が続いただけでも、「レッドゾーン(危険ゾーン)」になってしまう。
ヌーシャテル州は、そこまで感染者が出ていなくても、対策しようとしているように見える。
9月末、ヌーシャテル州の他にも、ベルン州とチューリッヒ州も、「独自の措置」の変更や延長を発表している。
チューリッヒ州、大都市な割に、対策が緩い !?9月24日、在スイス日本国大使館は、次のスイス・ドイツ語圏2州の「新型コロナウイルス関連の措置」を発表した。・ベルン州でのコロナ禍における大規模イベント開催などについて・チュ[…]
9月24日、在スイス日本国大使館は、次のスイス・ドイツ語圏2州の「新型コロナウイルス関連の措置」を発表した。・ベルン州でのコロナ禍における大規模イベント開催などについて・チューリッヒ州による新型コロナウイルス感染症予防のため[…]
ご紹介の記事は、「新型コロナウイルス」の総まとめ記事。
2020年11月は、スイスにとって悪夢のような数週間だった。大阪府ほどの人口のスイスで、1日あたりの新規感染者数1万人超えを記録し、ジュネーブ州がヨーロッパで一番感染率が高い地域となった。#スイス #COVID19家族以外は[…]
9月15日、在ジュネーブ領事事務所から次のお知らせをいただいた。ヴォー州政府による「新型コロナウイルス感染症の追加的な措置」が、9月17日(木)15時から実施される。9月の州ごとの感染状況を見ていると、ヴォー州の感染拡大は、グワーっ[…]
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