10月7日、在スイス日本国大使館は、次のベルン州の「新型コロナウイルス関連の措置」を発表した。
・新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置の実施
・ドライブインコロナテストセンター
9月24日にも、ベルン州は、「コロナ禍における大規模イベント開催でのマスク着用の義務」と「ドライブイン方式のPCR検査場の再開」を発表している。
9月24日、在スイス日本国大使館は、次のスイス・ドイツ語圏2州の「新型コロナウイルス関連の措置」を発表した。・ベルン州でのコロナ禍における大規模イベント開催などについて・チューリッヒ州による新型コロナウイルス感染症予防のため[…]
今回のは、より具体的な情報だ。
本記事では、次の順に、2020年10月7日発表の「ベルン州の独自の措置」とベルン州の感染状況についてご紹介する。
・10月7日、ベルン州は、新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置を実施する旨を発表
・ベルン州のドライブインコロナテストセンター
・2020年10月半ばのベルン州の感染状況は？
・ベルン州政府の公式発表のリンクと在スイス日本国大使館の連絡先
この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。
10月7日、ベルン州は、新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置を実施する旨を発表
10月7日、ベルン州は、新型コロナウイルス感染症予防のため、以下の独自措置を実施すると発表した。
（1）公に立ち入り可能な全ての場所（販売店、ショッピングセンター、郵便局、美術館、劇場、図書館、行政庁舎、礼拝場、宗教的な共用エリア、映画館、プラットフォーム、地下道などを含む駅舎）において、マスク着用が義務化される。バー、クラブ、ディスコ、ダンスホール、レストランでは、客は着席している時のみマスクを外すことができる。
（2）12歳未満の子供および特別な理由（特に医療上の理由）でマスクを着用できない人はマスク着用義務の対象外。
（3）全日制託児所では、マスク着用義務はない。各施設において作成された感染防護ルールに従い、マスクを着用する必要がある。
（4）公立・私立学校内・大学内もマスク着用義務はない。しかし、これらの教育機関は、新型コロナウイルス感染症のまん延状況次第で非常に迅速に対策を講じる必要がある。
（5）スポーツ施設やフィットネス施設では、マスク着用は必須ではない。しかし、レセプション、クローク、飲食エリアなどスポーツ活動が行われていないエリアでは、マスク着用義務がある。
（6）銀行の窓口ホールやセルフサービスエリアもマスク着用義務はない。
（7）バー、クラブ、レストランでは、着席が必須となる。また、バー、クラブ、ディスコ、ダンスホールにおいて、同時に入店可能な客数は300人に制限される。
（8）新型コロナウイルス感染症に関連し以前に導入されたルールも引き続き適用される。
ベルン州のドライブインコロナテストセンター
使用の画像 : Pexels
10月6日、ベルン、BERNEXPO内のドライブインコロナテストセンターが再開された。 症状のある人は、事前にオンラインでのアンケートに回答した後、テストを受けることが できる。
ベルン州内の診療所による指示で同センターに来る人は、事前にオンラインアンケートは不要。 費用は、スイス連邦政府の負担となる。
※ 開場時間
・月曜日～金曜日：午後5時から午後9時
・土曜日・日曜日：午後1時から午後5時
・オンラインアンケート（ドイツ語・フランス語・英語）
・BERNEXPOの場所
2020年10月半ばのベルン州の感染状況は？
ご紹介のグラフは、ベルン州の感染者数の推移だ。一目でグラフの最後が跳ね上がっているのがわかる。
まず、9月14日ごろから21日ごろにかけて、1日の感染者数が50人を超えた。
そして、9月末は他のスイスの州と同様に下降。
しかし、10月に入り、抑え込みに成功したと言われていたイタリアにも感染者が急増したのと同時に、スイスも同じように爆増し、ベルン州の感染者数もうなぎのぼり。
2020年10月8日、在ジュネーブ領事事務所から次のお知らせが来た。スイス・ティチーノ州政府は、10月9日から「新型コロナウイルス感染症の対策措置」を強化する。数日前に「イタリアは感染の第2波を抑え込んでいる」と書いたのだが、イ[…]
10月12日に、ベルン州は、273人を記録。
レッドゾーン（危険ゾーン）の基準値は、60人だ。
#スイス #COVID19 #過去14日間の10万人当たりの感染者数
10月15日
スイスの首都があるベルン州（人口104万人ほど）は、
超危険ゾーンに入って数日。
ベルンにドライブインコロナテストセンターが再開したのもあるのか、うなぎのぼりの感染者数だ。https://t.co/DGI1OPRUJB pic.twitter.com/w6k5eQDFJK— Riyo🤲🏻国際都市ジュネーブから🌍 (@KojimaRiyo) October 15, 2020
とは言え、10月6日、ベルン州にはドライブインコロナテストセンターが再開し、テスト数も増えている。
9月23日ごろまで半袖で出かけられたスイスのジュネーブも、秋本番。9月27日日曜日の夕方は、かなり温度が下がった。#ジュネーブ街を行き交う人の装いが、いきなり冬っぽくなった。 pic.twitter.com/LkLvK1[…]
ベルン州は、スイスの首都ベルンがある。
危機感を持って、できる限りの対策をするべきだと思うが、ご紹介の動画のように、スイス連邦政府の発表・記者会見で、マスクをしている人はほとんどいない。
Guy Parmelin（ギー・パルムラン）氏も、10月9日のスイス連邦政府の発表・記者会見で長時間マスクなしで発言していた。
しかし、10月14日のスイス連邦政府の発表・記者会見の冒頭で、13日に Guy Parmelin（ギー・パルムラン）氏の側近が陽性で、Guy Parmelin 氏は陰性で症状はないものの、自宅隔離のためリモートで出席と、お知らせされている。
マスクをしたら発音が聴きにくくなるから、スイス連邦政府はマスクをしないのだろうか？
AERAdot. の記事によると、マスク会話で聞きやすくするためには、次の事に注意するべきだと言う。
・ゆっくり、ハッキリ話す。（大声でなくていい）
・「さしすせそ」や「たちつてと」は、マスクをしていると聞こえにくくなるのを意識する。
・アイコンタクトをとり相手の様子を見ながら、「もう少しゆっくり話したほうがいい」「繰り返したほうがいい」など、話し方を調節する。
ベルン州政府の公式発表のリンクと在スイス日本国大使館の連絡先
ベルン州政府発表・新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置 （ドイツ語・フランス語）
・ベルン州政府発表・新型コロナウイルス公式情報（ドイツ語・フランス語）
https://www.besondere-lage.sites.be.ch/besonderelage_sites/de/index/corona/index.html#originRequestUrl=www.be.ch/corona
在スイス日本国大使館領事班
電話：031 300 2222
Fax ：031 300 2256
メール：consularsection@br.mofa.go.jp
まとめ
使用の画像 : Pexels
本記事では、下記の順に、2020年10月7日発表の「ベルン州の独自の措置」とベルン州の感染状況についてご紹介した。
・10月7日、ベルン州は、新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置を実施する旨を発表
・ベルン州のドライブインコロナテストセンター
・2020年10月半ばのベルン州の感染状況は？
・ベルン州政府の公式発表のリンクと在スイス日本国大使館の連絡先
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