【スイス入国後に「自己隔離が必要な国」の7回目の改訂・2020年10月12日〜 】スイスの感染者数もスゴイ事に !?

「スイス入国後に「自己隔離が必要な国」の6回目の改訂」をご紹介した記事で、次のように書いた。

926の時点で、スイスの隣国フランスは、1日当たりの新規感染者14412を記録。

そして、フランス、2週間後の101026896を記録。

COVID FRANCE. Nombre de cas, nombre de malades hospitalisés …

ところで、スイスの10月の感染状況も、かなりヤバイのか?

スイスは、新たな措置をとっているのか?

新たな措置に関して、スイスは、109日、入国後に「自己隔離が必要な国」の7回目の改訂を発表した。

今回の7回目の改定は、1012日から実施

「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」と6回の改訂の詳細は、次の記事から知ることができる。

6回目の改定は、928日から実施。

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5回目の改定は、914日から実施。

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4回目の改定は、97日から実施。

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3回目の改定は、820日から実施。

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2回目の改定は、88日から実施。
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1回目の改定は、723日から実施。

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最初の「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」は、76日から導入された。

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本記事では、次の順序で、「特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置」と「スイス国内の感染状況」について、ポイントをご紹介・解説する。

1012日から実施の「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」の対象国・地域のリストの6回目の改訂内容

2020109日、スイスの感染者数は第1波のピーク時並み !?

・スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先

この記事は、連日、在スイス日本国大使館から届く情報とスイス連邦政府のサイトを元に作成。

1012日から実施の「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」の対象国・地域のリストの7回目の改訂内容

10月12日から実施の「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」の対象国・地域のリストの7回目の改訂内容

スイス連邦政府

109日、スイス連邦内務省保健庁は、「特定の国・地域からスイスへ入国する者に対する検疫措置」について、「対象となる国・地域のリストと検疫措置の内容」の7回目の改訂をした。

「特定の国・地域からスイスへ入国する者に対する検疫措置」とは、「10日間の自己隔離」だ。

新型コロナウイルス感染症対策として、76日から実施している。

20201012日から適用される「特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置」の内容は次の通りだ。

1. 適用日時(改訂)

1. 適用日時(改訂)

使用の画像 : Pexels

20201012日(月)午前0時から

2. 対象者 : 自己隔離が義務じゃない人は?

2. 対象者 : 自己隔離が義務じゃない人は?

使用の画像 : Pexels

スイスへ入国する過去10日間(従来は14日間)以内に感染リスクが増大している国・地域(以下5 を参照)に24時間以上滞在した者

(トランジットのため24時間未満の滞在にとどまる者は対象外)

「10日間の自己隔離」の義務が対象じゃない人は、次の通りだ。

国境を越えて通勤する者。

・以下に該当する者。

 

1)感染防止措置が講じられた国外イベントなどの場合

・文化的イベントへの参加から帰国したクリエイティブアーティスト

・競技会の参加から帰国したアスリート

・専門的会議の参加から帰国した者

 

2)専門的または医学的理由で渡航しなければならず、延期できない場合

5日間を超えて国外に留まることはできず、また、感染防止措置を講じる必要がある。

経済的・社会的活動で移動する人、医学的理由でスイスに来る人は、「10日間の自己隔離」が義務ではないと言うことだ。

日本からの渡航は、通常どおりで、「自己隔離」はない。

3. 実施内容 : スイス入国後の自己隔離は何日間?

3. 実施内容 : スイス入国後の自己隔離は何日間?

使用の画像 : Pexels

スイス入国後直ちに自宅または宿泊施設に移動し、最大10日間の自己隔離を実施する。

4. 報告義務

検疫措置(自己隔離)の義務を負う者は、スイス入国から2日以内に所管の州当局に入国した旨を報告し、当局の指示に従わなければならない。

5. (スイスが指定する)感染リスクの高い国・地域など(改訂)

5. (スイスが指定する)感染リスクの高い国・地域など(改訂)

使用の画像 : Pexels

基準値は、当該国、地域などにおいて過去14日間における人口10万人当たりの新規感染者数が「60」以上。

欧州疾病予防管理センターのデータに基づいている。

ただし、スイスと国境を接し、経済的、社会的・文化的な繋がりが強い地域は、基準値を超えた場合でも当該リストから除外される場合がある。

具体的な国・地域などは次のとおりだ。

1)スイス隣接国地域等

【ドイツ】(追加)

・ベルリン州

・ハンブルク州

【フランス】

(地域圏)

・ブルターニュ

・サントル=ヴァル・ド・ロワール

・コルス(コルシカ島全域)

・オー=ド=フランス

・イル=ド=フランス

・ノルマンディー

・ヌーヴェル=アキテーヌ

・オクシタニー

・ペイ・ド・ラ・ロワール

・プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール

(海外領土)

・グアドループ

・仏領ギアナ

・レユニオン

・マルティニーク

・マイヨット

・仏領ポリネシア

・サン・バルテルミー島

・サン・マルタン島(セント・マーチン島北部、仏領)

【イタリア】

・カンパーニャ州(追加)

・リグーリア州

・サルディーニャ州(追加)

・ヴェネト州(追加)

【オーストリア】

・ブルゲンラント州(追加)

・ニーダーエスターライヒ州

・オーバーエスターライヒ州

・ザルツブルク州(追加)

・ウィーン州

2)スイスに隣接していない国地域(※海外領土など、当該国全領域を含む)

・アルバニア

・アンドラ

・アルゼンチン

・アルメニア

・バハマ

・バーレーン

・ベルギー

・ベリーズ

・パレスチナ

・ボスニア・ヘルツェゴビナ

・ブラジル

・カーボベルデ

・チリ

・コスタリカ

・デンマーク

・エクアドル

・ジョージア(追加)

・ガイアナ

・ホンジュラス

・インド

・イラク

・イラン(追加)

・アイルランド

・アイスランド

・イスラエル

・ジャマイカ

・ヨルダン(追加)

・カナダ(追加)

・カタール

・コロンビア

・クロアチア

・クウェート

・レバノン

・リビア

・ルクセンブルク

・モルディブ

・マルタ

・モロッコ

・モルドバ

・モナコ

・モンテネグロ

・ネパール

・オランダ

・北マケドニア

・オマーン

・パナマ

・パラグアイ

・ペルー

・ポルトガル

・ルーマニア

・ロシア(追加)

・スロバキア(追加)

・スロベニア

・スペイン

・チェコ

・チュニジア(追加)

・ウクライナ

・ハンガリー

・アラブ首長国連邦

・英国

・米国

ドイツ語でのリスト順に記載

 6. 今回の改訂でリストから除外された国

・ボリビア

・ドミニカ共和国

・ナミビア

・スリナム

・トリニダード・トバゴ

7. 注意事項

陰性証明を有していても、本件検疫措置(自己隔離)の義務は免除されないとのことだ。

また、検疫措置(自己隔離)の義務を遵守しない者に対しては、重大な違反の場合は最高10000フラン、過失の場合は最高5000フランの罰金を各州が科す場合があるのでご注意いただきたい。

次に、20209月のスイス国内の感染状況についてお伝えする。

2020109日、スイスの感染者数は第1波のピーク時並み !?

2020年10月9日、スイスの感染者数は第1波のピーク時並み !?

使用の画像 : Pexels

スイスも感染者数が爆増している。

109日の1日当たりの新規感染者数は、第1波のピーク時、323日頃と同じくらいだ。

1波のピーク時、323日頃は、1日の新規感染者数1456

2波の109は、1485

9月末から10日間ぐらいで、かなり状況が変わってきている。

ご紹介記事で、10月1日の時点のジュネーブ州とヴォー州を中心にお伝えしている。

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ご紹介のグラフを見ると、10月以降、指数関数的に感染者が報告されているのがわかる。

2020年10月9日、スイスの感染者数は第1波のピーク時並み !?

スイス連邦政府保健局

スイスの隣接する国、フランス、ドイツ、イタリアでも、状況は似ている。

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今後、もっと感染者は増え、もっと巨大なピークがこれから来る可能性もある

とは言え、1010日土曜日のジュネーブのショッピングセンター内は、人でいっぱいだった。もちろん、室内でマスクは義務で、みんなマスクをしている。

飲食コーナーも人がいっぱいなのには、チョット驚いた。

スイスの第1波のピーク時、323日頃は、ロックダウンで、一部のお店を除き、飲食店やお店は閉まっていたのだが…

スイスの第1波の時のロックダウン(都市封鎖)は、次の記事でまとめてご紹介している。

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買い物の前にエスプレッソを飲みたくても、混んでいる飲食コーナーに飛び込む勇気はなく、そこまで混んでいないカフェに入って一服。

2020年10月9日、スイスの感染者数は第1波のピーク時並み !?

使用の画像 : RiyoBlog

人が少な目のカフェは、お値段が高め。

1波のピーク時、323日頃と同じくらい感染者が報告され、指数関数的に感染者が増えているのにも関わらず、知り合いの保健局関連でお仕事されている方は、どちらかと言うと楽観視しているように見える。

土日に、ジュネーブで、ショッピングセンターやファーストフードレストランやカフェに入り感じた事は次のとおりだ。

空気感染・接触感染の予防をしながら、できるだけ普通の生活をするのが理想なのだろうが、なかなか難しい。

11月、12月、1月、2月とどんどん寒くなっていく季節、飲食店やお店は、窓やドアを開けて店内の空気を入れ換えるのが難しくなるからだ。

ご紹介の記事で、日々報告される10月の感染者数やPCRテスト数などをお伝えしている。

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スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先

スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先

在スイス日本国大使館

「スイスにおける新型コロナウイルス感染関連状況」の色が変わった ! 数日前までブルーだったのが、オレンジに。

在スイス日本国大使館 領事班

電話:031 300 2222

Fax 031 300 2256

メール:consularsection@br.mofa.go.jp

ホームページ:https://www.ch.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

在ジュネーブ領事事務所

(ジュネーブ州、ヴォー州、ヴァレー州およびティチーノ州にお住まいの方)

電話:022 716 9900

Fax 022 716 9901

メール:consulate@br.mofa.go.jp

ホームページ:https://www.geneve.ch.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

まとめ

【スイス入国後に「自己隔離が必要な国」の7回目の改訂・2020年10月12日〜 】スイスの感染者数もスゴイ事に !?

使用の画像 : RiyoBlog

本記事では、下記の順序で、「特定の地域からのスイス入国者に対する検疫措置」と「スイス国内の感染状況」について、ポイントをご紹介・解説した。

1012日から実施の「特定の国・地域からのスイス入国者に対する検疫措置」の対象国・地域のリストの6回目の改訂内容

2020109日、スイスの感染者数は第1波のピーク時並み !?

・スイス連邦内務省保健庁と在スイス日本国大使館のリンクと連絡先

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